■林道越路線・林道西沢線・林道三ヶ瀬~室久保線



◆1/01(日) 天気:曇り→晴れ


明けましておめでとうございます。
早速ですが元旦といえば富士山。縁起物なので見に行きました。
天気予報が曇り時々雪なのが気になりますが・・・





AM:8:30 R16保土ヶ谷バイパスにて。
天気が悪い・・・このままだと雨か雪が降るかもしれません。
勢い良く家を出たのはいいですが、山の天気は雪かもしれない。





走行中にパトカーを発見。
慌ててスピードを落とす・・・のではなく慌てて撮影。
走行中でうまく撮れませんでしたが、後で車が1台捕まってました。
新年早々哀れなドライバーです。





写真は一気に飛んで、R413道志みちです。
ここはまだ神奈川県側。路面凍結はちょっと心配です。


だが幸い、道志みちの神奈川県側では凍結路面なし。
この時期雪もほとんど残っていないのも珍しかったです。





山中湖方面へ走りつつ、途中でR413を外れ道志の湯方面へ。
道志の湯を越え道なりに林道越路線を目指すのですが、途中にあった「的様」で停止。
ちょっと下りてみることにします。





この滝が「的様」なんだろうか・・・
よく分かりませんが、滝の両端が凍っています。
休憩無しで既に90kmほど走ってるのも重なり、かなり寒いです。





的様から少し進んだところでダートスタート。
昨年は秋以降、バイクを離れ仕事で出張してたので・・・
自身4ヶ月ぶりの林道走行。

最初はフラットですが、すぐ路面がガレてきて、スピードを出しすぎると転倒の危険があります。
体重移動のやり方がぎこちなく、のんびりしたスピードでリハビリしながら走行です。





途中にこんな楽しげな場所を発見しましたが、今の私が走ったら確実に転げ落ちます。
ここはもう少し慣れたらまた来ます。

また、すぐ先にはフラットな広場がありました。

オフロード走行の感覚を取り戻すためいろいろ遊んでたのですが・・・





アクセルターンの練習をしてたら転倒。今年初ゴケです。
クラッチの遊びが緩くなってしまったので、締め直すだけで済みました。
若干クラッチレバーが曲がってるような感覚もあったのですが、こちらは力づくで解決。





しばらく進むと分かれ道です。
直進すると林道三ヶ瀬~室久保線だそうですが、チェーンゲートが頑丈なため通行不可とのこと。
右折して林道越路線に入ります。





曲がるとすぐ広い空間があるのですが、全面雪に覆われてます。
アイスバーンになりかけの雪の上を、ずるずる滑りながら通過します。





どうやら晴れの日でも陽の当たらなそうな場所だけ雪が残ってるようです。
しばらく進むと廃車が・・・・





更に進むと、T字路の正面にまた廃車が。。。
このT字路、左側は荒れた上り坂・・・右側の下りが本線でしょう。




下りの途中ではこのような小さな沢渡りがありますが、浅いので問題なし。
水面に映った空を見れば分かってもらえると思いますが、
ここに来て晴れ間が見え始めました。今年はいいことがありそうな気がします。


この後、数百m進んだところでオフロードライダー3人組とすれ違う。
新年早々物好きな人たちですと思ったけれど、きっと相手方も同じ事思ってたでしょう。
ソロでうろうろしてる私のほうが物好きかもしれません・・・。

そして滝原キャンプ場付近でR413道志みちに戻って林道越路線は終了です。
R413を一度外れてからは8.5km程の距離がありました。





道志みちを終点まで走り、山中湖に到着です。
この辺りは素晴らしいことに完全に晴れてます。
例年よりかなり雪が少なめですが、しっかりと富士山を見ることができます。





山中湖畔に降り、XRの記念撮影。
写真で分かるかと思いますが、山中湖が凍結してます。。。。
浜の部分だけ凍りついておらず、狭いですが”逆さ富士”の撮影にも成功。


さて、富士山も見れたことだしUターン。
富士山五合目まで登ろうかと思いましたが、観光客が多そうなので道志みちを戻ります。
いくつかチェックしてた場所があるので、そちらを周りながら戻りましょう。





道志みちの途中にある山伏峠。
この山伏トンネルの横に旧道を発見しました。
チェーンゲートで閉ざされてますが、バイクなら横の隙間から入れます。
さあ、何があることやら・・・・





100mほど進んだ場所に旧山伏トンネルと思わしき場所を発見。
しかし写真のようにトンネルがガチガチに閉じられています。
もっと廃道じみた道を期待してたのですが残念。道志みちに戻ります。





途中、あまりにも寒さが我慢できなくなり道の駅「どうし」で休憩。
温かいお茶を飲んで体を復活させ気力も回復。
この日は家族連れの観光客が多く、一人は少々居心地が悪いです。





道の駅「どうし」からR413を700mほど山中湖側に戻ったところに、
「林道西沢線」に向かう分岐路があります。

とりあえずこれは、分岐ルートに入って少し進んだところの「道志の森オートキャンプ場」の入り口にて。





R413から1.1km。ここが「林道西沢線」の起点です。
正式名称は「林道西沢線」のはずですが、杭には「西沢林道」と書かれてます。
ちなみに左には「林道東沢線」があり、西沢線と先のほうで繋がるループ林道らしいです。
私は西沢線のほうからアプローチをかけて、この両ループ林道を反時計回りで行くことにします。





林道西沢線はかなりガレてます。
リハビリで走る道としては結構面倒な感じ。
しかしもちろん戻るつもりなど無く。ひたすら進みます。





この写真について書いておきましょう。
この場所で前から軽トラックが降りてきて道を譲ったのですが、
その際に自分のルートが合ってるのか、軽トラのおじさんに道を確認したのです。

やはり下調べしたのと同じように、西沢線と東沢線は繋がってて、この辺りをループする林道だということの確認もできたのですが・・・。
なんともっと有益な情報を得ることができました。
おじさん曰く、「バイクも通る隙間が無いチェーンゲートを越えることができれば、道志の湯の方まで行けるよ」との事。

それってもしかして・・・
山中湖に行く前に走った「林道越路線」。
あの路線の途中にあった「林道三ヶ瀬~室久保線」とこの林道は繋がってるのか。

通れないという噂のチェーンゲートさえ越えれば、20km近い林道走行が楽しめると妄想を抱いていたら、
おじさんなんと「チェーン開ける鍵やるよ。おれまだいくつか持ってるから」との事。


なんという幸運。
道を聞いただけで鍵をもらえるなんて・・・
でも、そうやすやすとばら撒いていいものなのだろうか?



このような経緯で、「チェーンゲートの鍵」を手に入れることになったのです。





思わぬ出来事があってから少し進むと完全な雪道。
軽く凍ってたりするけれど、タイヤが空転しないようゆっくり走ればなんとかなります。





更に進むと分岐に出ます。
ゲートの鍵をもっていた軽トラおじさんの情報だと、直進ルートはすぐ行き止まり。
左折ルートが本線のようです。





こちらは直進ルート。
チェーンゲートがあるし、越えてもすぐ行き止まり。
車があってちょっとびっくり。





こちらが左折ルート。
チェーンゲートがあるようですが・・・・





雪で滑りながら左折ルートへ侵入。やはり頑丈なチェーンゲートが。
一応、写真右側の杭の更に右に隙間があり、バイクなら通り抜けることができそうです。

しかし・・・・試しに軽トラおじさんにもらった鍵を使ってみることにします。





おおおおお。
見事にロック解除です。素晴らしいものを頂いてしまいました。





鍵を解除してチェーンゲートを悠々突破。
この素晴らしい光景を記念撮影していたら、登山者らしき人が降りてきました。
写真左上の男性です。

登山者の情報によると、この先に川崎ナンバーのオフロードバイクがいたとの事。
こんな日に雪の林道を走る物好きはまだいたようです。
もういなくなってるかもしれないけど、チェーンゲートを施錠して早速進んでみることにします。





数百メートル進んだすぐ先にライダーはいました。
写真のXLR-BAJAに乗る男性です。

チェーンゲートを挟んでこの先の道について情報交換。
彼は林道東沢線のほう(ループの反対側)から来たようです。
そして、山中湖北部の忍野八海にある素晴らしい展望林道についての情報をゲット。
いつかそっちも行ってみることにします。

私がチェーンゲートを開ける様子を見ていたBAJAのライダーは大爆笑。
・・・・ですよね。鍵を正攻法で開けるオフロードライダーがいるなんてビックリですよね普通。





BAJAの男性と別れ、直進して林道東沢線方面へ向かいます。
この付近は陽に当たる場所ということもあり、雪も無く開放的な気分です。





遠くの展望は、枝がちょっと邪魔してますがいい感じです。





四叉路に出ました。
左斜め手前は不明ですが、「左折が林道東沢線」、直進が恐らく「林道三ヶ瀬~室久保線」と思われます。
ここで少し考えましたが、東沢線を使って帰るのはやはりもったいない。
直進して「林道三ヶ瀬~室久保線」を抜けることにします。
バイクでも抜けられないというチェーンゲートの鍵もあるので問題ないです。





写真じゃ白くなってしまいましたが、この林道は今日走った中で一番展望がいいです。
また、路面もフラットで非常に走りやすいです。





ただ、雪だけならまだしも全面アイスバーンな箇所が頻繁に出てきて危険です。
気持ちよく転倒したら崖下に落ちかねないです。





しばらく走ると切り通しを越えます。
恐らくここが峠の頂上だと思われます。





峠を越えてビックリ。下りはひたすら雪道です。
勾配もそこそこあるのでかなり危険です。
スピードを出したら自分の技量じゃ絶対止まれないので、1速で惰性走行です。





雪道→アイスバーン→雪道→アイスバーン・・・・
かなり慎重に下って疲れました。。。
どれくらいの距離を下ったか覚えてませんが、またもやチェーンゲートです。

ここは今まで見た中で一番頑丈なゲートです。
杭の横から抜けるスペースも全く無いです。
恐らく、ネットで調べた「通行不可」のゲートと、軽トラのおじさんが話してたゲートはこれのことなんでしょう。


もちろん、私はチェーンゲートの鍵を使って楽々突破です。
気分はゲームに出てくる”魔法の鍵”です。





「どうだ魔法の鍵の威力は!」

そういうつもりでセルフタイマーで撮影したのですが、
結果はただのバカが浮かれてる姿になってしまいました・・・





もちろん最低限のマナーとして、チェーンゲートは張り直しておきます。





この写真。
本日最初に進入した「林道越路線」と「林道三ヶ瀬~室久保線」の分岐です。
午前中とは逆に、写真上部の方向から降りてきた感じです。
このまま林道越路線に合流し、R413へと降りていきます。





今年初転倒した広場を横目に1枚。


R413に降りてきたところでオドメーターをチェック。
はっきりとは覚えていませんが、林道西沢線方面に入ってから17kmくらい走った気がします。
ゲートの鍵さえ持っていれば、この付近では一番距離も長く楽しめる穴場林道です。





R413に戻り、また旧道探索しながら帰ります。
笹久根トンネル(だったと思います)の横に旧道を発見したので進入です。





チェーンゲートがありますが、
バイクならゲートの横からすり抜けて進入することが可能です。





またもやアイスバーン。
国道沿いは平気ですが、さすがにこんな道じゃ仕方ないですね。





旧道はトンネルの上を通過します。
使われなくなってからどれくらい経過したんだろう。
しばらくここで休憩しようと思ったんですが、写真中央の民家の犬が吠えまくる。
この超長距離も射程距離なのか・・・・通報されたくないのでさっさと逃げます。





ここで、旧道の更に旧道って感じの場所を発見。
間違いなく廃道です・・・というか、本当に道なんでしょうか?
でも行けるとこまで行ってみることにしました。





なんだここは・・・・斜面もきつく、ラインもよく分かりません。
地面も結構ゆるく、このままバランス崩したら大変なことになりそうです。





横道・・・と言えるのか分かりませんが、こんなところで人工物発見です。
怪しい・・・・怪しすぎる。
恐る恐る近づいてみます。





・・・・井戸か?
よく見ると。木の板に「危険」と書かれています。
360度杭が打ち付けられ、中の様子を見ることができません。
ただ、上にちょっと飛び出してる部分、杭の隙間から見た感じだと恐らく井戸です。

井戸の底には何かあるのでしょうか・・・・結構怖いです。





その後も少し進みましたが、写真の場所で木の枝が行く手を邪魔します。
この場所、かなりの上り勾配である上に、地面も平坦ではなく・・・
バイクを降りたらそのまま後ろに滑り落ちること間違い無しです。

探索はここで諦め、ゆっくりゆっくりとこのまま下がる事にします。





旧旧道から戻り、普通の旧道を走ってR413現道へ出てきました。
こちらはいたって普通。右がチェーンゲートですが、横の隙間から戻ります。



この後、R413→R246→R16を経由して帰宅しました。
しかし、神奈川県に入るころからは一気に天気が悪くなり、雨でも降りそうな空です。
どうやら晴れていたのは富士山周辺だけだったみたいですね。



今日は綺麗な富士山を見ることができたし、
道志みちでは林道を楽しむことができたし・・・
さらにはチェーンゲートの鍵まで手に入れることができたっていうオマケつきです。

この付近は他にもまだ林道があるらしく、探索の余地もあって楽しみなエリアです。
道志みちもこれからは冠雪することも多くなるだろうし、暖かい季節になったらまた再訪します。

そして、チェーンゲートの鍵は大切に保管することにしましょう。



走行距離 220km



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