■明星林道・金時林道・富士愛鷹林道



◆9/30(土) 天気:曇り


天気は微妙な週末ですが、なんとか雨は降らない予報の土曜日。
早起きできたら長野まで遠征しようと思いましたが、無理だったので目的地を変更。

神奈川と静岡の県境の足柄付近を探索し、静岡の愛鷹林道をメインにしましょう。





足柄に到着。
途中幼稚園の運動会会場に迷い込んだりして、えらい目で見られてしましたが・・・
なんとか林道がありそうな場所にたどり着きました。
天気の関係もあり結構薄暗い感じです。





ダート開始。
ここは明星林道に繋がる和留沢林道です。
このまま進むと明星林道と化すそうです。





鬱蒼とした森の中を走ります。
クモの巣や濁った水たまりが多くちょっと寂しいです。
晴れていれば木漏れ日が綺麗なのかもしれませんね。





途中に足柄林道があるという噂を聞きましたが、勢いで終点まで来てしまいました。
ただ、横を見るとアタックコースと化した支線や、ちゃんと林道名がついた支線もありました。
ゲートで封鎖もされていない神奈川では貴重な林道。晴れている日に再訪したいです。
だいたいダートは6km弱と言うところでしょうか。





主要地方道78号「御殿場大井線」へ。
足柄峠を越えて西の静岡県へ入ります。

でかい金太郎の看板があったので撮影。
しかしでかい熊だ・・・本州にはいないヒグマレベルの熊に跨ってます。





足柄峠から南に県道731号(驚くべきことにダート県道)があったので入ってみたのですが、
ダートは100mくらいですぐ舗装・・・

その代わりに、県道を南下していると林道入り口を発見しました。
金時林道・・・そういえばどこかで聞いたことがあるかも。
入り口はしっかりゲートで封鎖されていますね。





ちょっと入ってみると、さすがに四輪が入ってないせいか荒れてます。
こんな大きな岩がごろりと。

路面も草が生えていたりガレガレだったりします。





橋の上にて。
川が流れているのかと思いましたが完全に干上がってます。
でも雨が続けば川になるのかな?土石流がたまってる感じだし。





ちょっと川の跡に降りてみました。
ここ、橋というよりも管梁ですかね
流れは全くありません。





こちらも明星林道並に鬱蒼とした中を走ります。
しばらく進むとまたもやゲートが。
こちらはチェーンゲートですね。





その先は更に荒れて廃道状態。
これ以上進むべきか一瞬迷いましたが、GPSだと完抜っぽかったのでもう少し進んでみましょう。





徐々に幅員も広がってきて、林道っぽい景色に戻ってきました。
明星林道よりも全然荒れてるのに、何故かこっちにはクモの巣がほとんどありません。
でも、地面に大きめな岩がごろついてることがあるので転倒しないよう注意です。





林道も中盤だと思いますがこんな建物が出てきました。
昔使われてた工事現場の詰所跡のようです。
引き戸しかないのが年代を感じさせますね。





景色が開けた場所にやってきました。
この金時林道、後にも先にも展望箇所はここだけ。
せっかくの景色も曇り空で残念。更に電線が景色に入って尚残念。





同じく展望箇所にて。
駅まで16kmですか・・・
これはハイキング客のために作られたのかな? どちらにしろ今ここに来る人はほとんどいませんしこの看板もほとんど意味を成さないですね。





終盤は水溜りの連続でしたが無事終点に到着。
林業関係者らしき四輪が数台入ってたので、大人しく挨拶をしてゆっくり通過。
成り行きですが立ち入り禁止の林道に入ってしまったので、ちょっと後ろめたいです。
このwebでは通行禁止と書かれている林道に入ったりしますが、入ることを推奨してるわけではないので誤解なきようお願いします。

特にこの林道、出て気付きましたが終点は私有地のようになってました。
いろんな意味で危険な林道です。





林道出口は国道138号線。
御殿場に抜け富士山の南側を走ろうと思って発進すると、こんな空き地があったので立ち寄りました。
空は曇っているものの、富士山の山頂がしっかりと見えます。





ちなみにここ、廃墟と化した風車小屋があります。
元々はレストハウスか何かだったのでしょうか?
景色はいいのですが、確かにこの付近にこんなものがあってもうまく行くとは思えません。





しばらく富士山の南側を東西に抜ける国道469号線を走っていましたが、
国道沿いに富士愛鷹林道の起点を発見しました。
路面はなかなか綺麗な感じですね。





富士愛鷹林道は幅員も広く走りやすいです。
ただ結構砂利が深い場所もあり、ずるずる流されることもあり。
スピードは控えめでしっかりコーナーでは減速してやる必要があります。





いくつか内部にはゲートがあります。
林道ラビリンスになってて交差点も多く、どの道が本線なのか迷うことも多いですね。
ちなみにこのゲート、ここだけアスファルト舗装なんですけど・・・・
真ん中の路面にいくつかの染みがありますね。

これは恐らくバイクを傾けてゲートを抜けた時にタンクから漏れたガソリンでしょう。
先駆者たちの罪の跡です。

通行止の林道に入ると罰せられることもあります。くれぐれも自己責任で。





登山道が林道を横切ります。
でも左側には何も無いんですけどね・・・・
「高場所」・・・とは不思議な場所ですね。一瞬”至高の場所”ってなんだよ?って思ってしまいました。





景色の開ける場所もあるのですが、あいにくの曇天なので写真を撮るのが難しい。
バイクに露出を合わせると空が真っ白になり、空に露出を合わせると全体的に暗くなってしまいます。





下界には平野が広がっているんですけどね・・・
晴れているときにまた来たい場所です。
かなりの好展望ですよ。





たまに薄日は射すのですが、山のほうを見るとしっかりと雲に覆われています。
ただ、雨が降るような雲の色ではないので安心です。





また砂利の深い場所を下ります。
こんな場所では体重移動をしっかりやらないとコケます。
バイクを内側に倒した時に重心も内側に行くとそのままずるっと行くので、
重心はアウト側に持って行くとなんとかコケずに済みます。

いまいちオフロードの乗り方が分からず、がむしゃらに乗ってここまで来ましたが・・・
この走りがオフロード走行として正しいのかは全くもって不明です。
まあ、転ばなければいいか。





いくつもの分岐を過ぎ、大きな橋の上にやってきました。
下には一般道の峠道。GPSで確認すると「大棚の滝」という滝が近くにあるそうです。





ちなみにこの橋はこんなにご立派なもの。
橋の上だけしっかり舗装されてて、しかもこの舗装はまだ新しい感じです。
下を走る一般道よりも間違いなくご立派。





「見ろ!人がゴミのようだ!」

と、思わずラ○ュタな雰囲気にさせてくれます。



それにしてもここかなり高いですね。
下からは橋の下側しか見えないだろうし、ここに人がいるとは思わないでしょうね。





・・・・本当に不思議な場所です。
車では入って来れそうも無い場所なのにしっかりと駐車場まで用意されてますよ。
いつかここら辺は舗装されてしまうのかもしれませんね。





しばらく気付きませんでしたが、眼下に大棚の滝を望むことが出来ます。
この橋の上はのどかで気持ちがいいです。
観光客を眺めながらここで昼食を採りました。





さて再び進みます。
後になってから気付いたのですが、途中から富士愛鷹林道の本線とは外れてしまったようです。
このあたりから富士愛鷹林道周辺の支線を走行してます。

路面は徐々にギャップが多くなりますが、オフロードバイクなら心配するレベルではありません。





南に下りて行くと新舗装・・・
舗装化工事真っ只中でした。
昼休みで休憩している作業員さんがいたので話しかけてみましたが、この先は通行不可だそうです。 ただ、ちょうどここから横に支線があったのでそちらからなら抜けられるとのこと。





支線をひたすら降りていきます。
さっきの舗装工事の場所手前くらいで本線から外れてることに気付いてたのですが、
晴れた日に再訪するつもりなので、本線はそのときの楽しみに取っておきましょう。





ダートももう終盤。
静岡らしく茶畑の横を抜けてゆきます。
とてものどかだし日も射してきて暖かいです。





駿河湾と沼津の町並みが見えてきました。
若干ガスってますがいい景色です。
このまま国道1号に下りて帰ることにしましょう。





もう少しで国道というところで大規模な道路工事現場に遭遇しました。
GPSの地図にはもちろん道路標示全く無し。
もう少し近づいてみましょう。





近づいてみると、これが第二東名の工事現場だという事が分かります。
いくつかの車両には大きく「第二東名工事車両」と書かれてました。
この付近はあまり渋滞しないし、高速道路を増やす必要は全く感じられないですね。





ちょうど工事の掘削はこのあたりまで行われてるようです。
さすがに大規模な工事ですね。
目の前の斜面は階段がついてるのでそのまま下りることも可能ですが、
こっぴどく叱られそうなのでこれ以上は近づかないようにします。





いつの間にやら、橋の上に一般の人が集まり始めました。
みんな現場の写真を撮ったりして楽しんでるようですね。
拡声器で何か話してる声も聞こえてくるので、一般公開のようなものかもしれませんね。



この後、国道1号で箱根の山を越えて帰ってきました。
今日は交通安全運動の最終日だと言うのに、三島から箱根の上りはレーサーレプリカに乗ったライダーたちが爆走していきます。
緩やかな高速コーナーの連続なので、大型バイクでもしっかりパワーを出し切ることが出来るんですよね。



早い時間に帰れるかと思ったんですけど、
やはり休日の箱根は渋滞・・・結局夕方帰宅になってしまいました。

愛鷹の林道は走りがいがあって楽しかったです。
本線から外れてしまったけど30km近くダートを走れました。
今日、前半に走った林道と合わせると40kmくらいのダート走行ですね。
ただゲートが多くなかなか悩ましいのも事実。
不法投棄禁止の看板もかなり多かったし、そんな常識外れの車両が入り込まなければ開放されると思うんですけどね。残念でならないです。



走行距離:267.4km(うちダート40km程)



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