■白滝林道



◆10/22(日) 天気:曇り→雨


天気は曇り時々晴れ。
今日は山梨県随一の荒れ具合と噂される「白滝林道」を走破することにします。



国道413号線の道志みちを経由して河口湖まで行くのですが、
予報とは裏腹に天気が悪い・・・小雨もぱらついてきました。

それにしても、休日の道志みちはバイクだらけ。
ネズミ捕りしてても引っかからないくらいのスピードで走っていると、直線でオンロードレーサーレプリカや大型ネイキッドが真横をものすごいスピードで追い抜いてくるのでちょっと怖いです。
少し悔しかったので、手近にいたカワサキのレプリカについていくことにしたのですが、これがなかなか速いぞXR。直線では圧倒的な力で離されるけど、コーナリングで詰め寄れます。


でも、こんなことして転倒でもしたら洒落にならないのでまたトコトコ走ります。
すると程なくして対向車に救急車が・・・・
奥多摩でもよく見る光景ですが、道志でも誰かが事故って搬送される途中なのだろうか?

数km進んだところで、大破した青いバイクが・・・路面に破片が撒かれた状態で止まってました。
搬送されたライダーはきっと無事だと信じたいですが、やはり安全運転に越したことは無いですね。




朝の河口湖大橋通過中。
以前は有料道路でしたが、2005年6月に無料化されたので気兼ねなく走れるようになりました。
それにしても雲が・・・・富士山から離れるにつれて少しずつ良くなってはきてるんですけどね。





河口湖のすぐ北西。
看板もついているので分かりやすい分岐。道なりに左へ進みます。





直進すると登山道経由で「母の白滝」とやらに行けるそうです。
林道経由でも行けるようなので、途中寄ってみることにしましょう。





林道の最初のうちは舗装されてます。
この分岐を右へ入るダートが母の白滝に向かう道のようです。





路面はフラットダート。
紅葉はまだ少し早い感じですね。
富士山周辺の紅葉の見所はもう少し先のようです。





これはなかなかすごい。
母の白滝の前までダートが続いてたので、なかなか迫力ある写真が撮れました。
むき出しの岩盤を滑るように落ちてくる美しい滝です。





更に近くからXR記念撮影。
背後の滝がなかなかの迫力です。





滝壺のほうから撮影してみた写真がこれ。
鬱蒼とした森の中に滝がある・・・そんなイメージです。





横には登山道があったので、その途中まで登ってから撮影。
こっちのアングルから見るのもなかなかいい感じです。





白滝林道本線に戻ってきました。
ダート開始部分、実は母の白滝との分岐から見えてたんですけどね。
なにやら不穏な感じがするので後回しにしてたのですが・・・
近づいてみるとやっぱり舗装工事。路面がフラット化してます。





ここまでダートは全て完全フラット。
重機によって完全に平らにされています。
山梨一荒れた林道の称号はどこに??





だめだ・・・・先のほうもずっとやられちゃってます。
あと残された作業はアスファルトを敷くだけのようです。
何かの冗談であって欲しい・・・。





間違いなくここは本線でした。
アスファルトこそまだ敷かれていないものの、終点まで全てフラットダート。
オンロードバイクでも余裕で走れる林道になってしまいました。
終点ゲートまでこのまま来てしまったときは、ショックのあまり言葉になりませんでした。





ちなみに終点は舗装林道に繋がっています。
市街地に戻るには間違いなく本線を戻るほうが早いのですが、
どうせだから舗装林道のほうを走って帰ることにしましょう。





傷心のまま帰ります。





ふとゲートを見るとこんな落書き?が。
通行止めの規制標識を勝手に車両通行止めにしていますね。
元々の車両通行止めは斜め線1本だったはず。





舗装林道からの眺め。
あいにくの天気ですが、河口湖や周辺の町並みが見下ろせるいい場所です。

しかし、こんな不完全燃焼のままでは帰れません。
以前偶然出会ったライダーに教えてもらった杓子山へ行ってみましょう。
山中湖の近くなので帰りがてら寄れそうな感じ。





無事杓子山の登山林道に入りましたが、
こんな路面がしばらく続きます。四輪通行を念頭に置いた省エネコンクリート舗装って感じですね。





やがて路面は完全にダート。
日も出てきてやっと寒さからは解放されましたが、もう真冬の様相に近い服装で来てるのでちょっと暑くなってきました。





しばらく進むとゲートが。
どうやらこの先で工事が行われているようです。





クマ出没注意。
シルエットだけと思いきや、目と口の辺りがしっかり表現されています。
やるな山梨県。





その先は道が2つに分かれてました。
片方を選んで登ってみたものの、これは林道って雰囲気ではないです。
間違えてしまったかな?と思いつつ先へ進んでみましたが・・・





残念、やはり道は間違い。
こちらは徒歩の登山道のようです。
ちょくちょく登山者とすれ違うので、こんなとこにいては迷惑かけてしまう。
速やかに撤収します。





もう片方の道を登ってきましたが、こちらもここで通行止め。
その気になれば進めますが、何かあってからじゃ遅いのでここで引き返すことにします。





帰り道、「ログハウス方面」と書かれたダート路があったので支線に出てみました。
このログハウス、無人なのですが中には簡易ベッドや談話室のようなものが合計3室ありました。
外の広場でもキャンプとか出来ますね。でもトイレや水場はありませんでした。





ログハウスの横を走り、支線を更に下りていきます。
全体的に本線も支線も走りやすいダートでした。
本線には若干路面が盛り上がってる場所もありましたが、ジャンプ台のようにふわっと浮くくらいで問題は全くありません。
支線はこの後本線と合流。そのまま杓子山を下りることにします。



さて・・・距離的にはまだ物足りませんね。 まだお昼くらいなので、もう少し林道を走ってみることにしましょう。
とりあえず国道413号を東に向かって帰りますが、途中にある道の駅「道志」の裏のほうにある林道へ。





今年3度目の西沢林道。
過去3回の中では一番荒れています。大きめな石がごろついてて、走ることは出来ますがそんなに楽しい思いにはなれませんでした。





途中、すすきに覆われたポイントも通過します。
この手前でオレンジのKLXに乗ったライダーとすれ違ったのですが、
早めにすれ違ってよかった・・・ここでいきなり対面したらちょっと危なかったですね。





前後が何とか見える直線で撮影。
エンジン音も聞こえないのですがガサっといきなり音がしたのでビックリ。
何か動物のようでしたが犯人?は結局分かりませんでした。。



この後室久保林道と繋いで走ってましたが、
再びKLXのライダーとすれ違う。
他にも、広場になったところにはXR230とと250(だと思います)のライダーが練習してました。
後で静かになったらその広場で昼食を採ろうと思ってたので、しばらくしてから戻ると・・・
さっきのKLXのライダーにまた出会いました。



昼食がてらKLXさんとお話していると、
地図には載っていない林道をたくさん教えてもらえました。
そしてかれこれ1時間近く話してからでしょうか。
越路林道を経由して途中まで一緒に帰ることに。





室久保林道から越路林道へ下りるとある、廃車が目印のT字路。
写真では分かりにくいですが右が廃車、奥には一般ドライバーの車もありました。
今日は意外と林道で人間を見かけますね。



この後国道413号の道志みちへ戻り東へ。
KLXさんとは412号との交点となるT字路でお別れしました。
このまま真っ直ぐ帰れば16時ごろには帰宅予定ですが、まだ時間もあるのでちょっと津久井周辺を走ってみます。





・・・これが神奈川の林道の現実です。
ほとんどの未舗装林道にはこんなご大層なゲートが設けられていて、
オフロードライダーにとっては脅威となっています。
他にもいくつか林道をチェックしましたが、どこもこんな感じなので諦めて帰ります。



帰り道、国道246号の厚木付近で雨に降られる。
しかし霧雨だし、荷台もリュックの中も一応大事なものはビニールなどで包んで防水状態。
気にせず走ってるといきなり大雨に変わり・・・・レインウェアを着ても間に合わないようなずぶ濡れに。
ふと携帯電話だけ上着のポケットに入ってたのに気付いたので、これは仕舞わねばとセルフスタンドに立ち寄ったときに気付きました。





あ゛っ・・・・・地図がずぶ濡れ。



いつもは仕舞ってた地図ですが、
いろんな林道の起点をチェックするため、すぐ見れる様に出しっぱなしにしてたんです。
大雨になってもむき出しで放置してることに全く気付きませんでした。

せっかく買ったばかりの中部の地図がかなりふやけてます。
雨での信号待ちのとき、後ろから見てたドライバーやライダーにはかなり滑稽に見えたはず。
「あいつ、何で雨なのに地図出しっぱなんだ?」と思われてたことでしょう。





・・・今更仕舞っても後の祭りなんですけど、
表面を拭いてビニールのジッ○ロックの中に収納しました。
私が持ってる地図は、既にほとんどのエリアのものがふやけてます。。。

ずぶ濡れになりつつ18時ごろ帰宅。



今回の白滝林道の有様は本当にショックでした。
山梨県の林道はかなりのものが舗装化されつつありますね。
クリスタルライン周辺の林道群もそうだし、2週間前に行った剣抜大洞林道もやられてました。
現在舗装化の波が押し寄せていない林道も、今のうちに走っておかないと後悔するかも。



走行距離:約325km



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