■富士山→宮ヶ瀬



◆12/2(土) 天気:晴れ


快晴です。
ものすごく快晴です。



今日は久々のオンロードツーリング。
XRはオンロードを走っても全然楽しいバイクなので、
しっかりと楽しんでいきたいと思います。





VTRのNさんと合流しました。
イエローのバイクもかっこいいですね。
VTRはトラスフレームって言うんでしたっけ?
タンク下のフレーム部分がかっこいいんですよね。
国産なのにイタリアンな感じや、リアフェンダーのほうのスリムな部分がGOOD。





今日は約3ヶ月ぶりに、高速道路を使って優雅に移動。
そういえば、今年は中央道や東名道で鹿が出没してましたね。
こんな風に走行中に撮影してる時に突っ込まれたらアウトです・・・気をつけなければ。





さすがに高速を走ってると寒いですね。
制限速度100km/hの区間もほとんど80~90km/h巡航でまったり走りつつ、
談合坂SAで休憩です。

雲ひとつ無い空はほんと素晴らしい。
走ってるとちょくちょく富士山が顔を覗かせ、気分も否応無しに上昇です。





バイクの駐輪場はいっぱいだったので、やむなくここに停めて休憩してました。
一番前にいる他人のバイクを合わせて青、赤、黄とカラフルでいい感じ。





再び中央道で河口湖ICへ向かいます。
また雲ひとつ無い空の向こうに富士山が・・・・

何故か富士の周囲にだけ少し雲がかかってますが、
あの程度なら、絶景を見るには特に問題なしですね。



富士山に向かってひたすら突き進みます。
河口湖ICで降りて道の駅鳴沢でちょっと休憩しましたが、
その後は舗装林道の鳴沢林道、軽水林道を乗り継ぎ富士山へ向かって一直線。





来た・・・・
大迫力で聳え立つ富士山。
素晴らしい景色です。

既に標高は1500mくらいにまで達してますが、
冷たく乾いた風だけでなく暖かな陽射しも感じるので、それほど寒いとは思いません。
富士山手前に広がる樹海も素晴らしいですね。
これは静岡側では見られないですもんね。



やがて軽水線のダートが始まるのですが、
ダート直前にバイクを停めて、歩いてカーブ1つ分を曲がります。
するとそこから見えた景色が・・・・





すごい・・・・
ここまでくっきり富士山が見えるなんて、この上ない幸せです。
東の山中湖側の方には雲がかかってますが、北側からアプローチをかけてみたのが大成功。
遮る雲が一切無い極上の富士山です。

ちなみにこれはNさん撮影。
自分が撮った写真よりも綺麗だったのでupさせてもらいました。





写真を撮った小さな丘。
足元を見るとこんなシャキシャキした霜柱が。

しらがねぎのような繊細で細長い霜柱。
長さは驚く事に7,8cmくらいはあります。
これは自身生まれて初めて見る長さで、かなり感動しました。





せっかくなので、XRを取りに行って丘によじ登り、富士山と共に記念撮影。
何気ない行動でしたが、オフロードバイクに接することがほとんど無かったNさんはビックリしてました。

オフ車のパフォーマンス。確かに自分も初めて間近で見たときはビックリしましたもんね。
かつての自分をふと思い出し、オフ車についてしばし語りました。





ちょっと寒くなってきたので、お湯を沸かしてコーヒーを淹れることにしました。
晴れていてもかなりの標高・・・・
霜柱があれだけ立ってることから考えても、かなり低い気温だと予想されます。





こんな寒い日には温かいコーヒーがとても幸せです。
冷たいそよ風と木々のざわめきを感じつつ、しばしまったりと富士山の絶景を堪能しました。
富士山の絶景スポットというものは大抵観光客であふれるものですが、
林道の奥地ならば大自然の中でも心落ち着きます。



本当は、今日はもっと走っていろいろ移動する予定だったのですが・・・
富士山のあまりの美しさに予定変更。
メインを富士山だけに絞ったツーリングに決定です。
こんな当たり日は滅多にありませんもんね。





林道を戻り、次にやってきたのが紅葉台。
ずいぶんと寂れた建物ですが、ここはちゃんとした観光地で結構人もいましたね。

紅葉台への道は最後のほうだけダートという話を聞いてましたが、
いざ行ってみると予想以上に起伏が激しくNさんのVTRではちょっと危険かも。
GPSで見たところ距離も1kmくらいありそうだったので、
手前の駐車場にVTRを停めてもらい、XR二人乗りで強行突入しました。





見た目寂れてはいるが、素晴らしい景色を見ることが出来そうです。
これは楽しみ。





機能していない自動販売機。
懐かしい飲み物から見たこと無いような缶まであってなかなか素敵な販売機。

しかも全てタブが空いている・・・・
素晴らしき空き缶陳列ソリューション。





樹海の向こうに見える富士山が素晴らしい。
さっきまではあの中腹近くまで行ってたんですよね。
近くから見た富士の迫力には敵いませんが、遠くから見る富士山もまた素晴らしい。





そして広がる青木ヶ原樹海。
向こう側には本栖湖が見えてたりするのですが、
逆光でいまいち存在がつかめず。

山梨は富士の北側なので、晴天時の逆光はある意味宿命なのかもしれません。





しかしめげずに樹海撮影。
木々の高さが全て同じように見え、これを海と表現する意味もよく分かる気がします。
肉眼だと遠くに南アルプスを見渡すことができ、遠くの白い景色にも感動です。

山に囲まれた樹海はまるでカルデラ湖のようです。





展望台から眺めるXR。
やはりバイクで来るのはオフロードバイクくらいなものかもしれませんね。
展望台の中にいるおばちゃんも「バイクで来たの?」とビックリしてましたから。



帰りもXRで一気に下ります。
途中、右側通行する恐ろしい対向車にびびりましたが無事戻りました。
Nさんはタンデムシートとはいえ、初のオフロード走行に感動してくれたようです。

これで将来のオフ車仲間を1人確保。



ほっと一息したところで、次は河口湖の北側へ向かいます。
国道137号御坂みちの旧道を走り御坂峠へ。





御坂峠にて。
陽の光を受けて輝く河口湖の向こうには雄大な富士山が。
こちらも逆光なので南側を見ているとずっと眩しいのですが、
きらめく河口湖の美しさはハンパじゃないです。

ここ御坂峠には天下茶屋というお店があるので、
ちょっと遅い昼食にしました。





昼食に食べたのはほうとう。
結構ボリュームがあって最初に見た瞬間はちょっとビックリしましたが、
これがまた温かくておいしいです。
寒いときに温かいものを食べるのって本当に幸せ。

Nさんはほうとう初体験だったそうですが、
おいしく食べられたようなのでよかったです。
写真からは湯気が立つところまで綺麗に撮れたし自分も大満足。





天下茶屋で1時間以上のんびりと過ごして再出発。
一度腰を落ち着けてしまうとなかなか動き出せませんね。

さっきまでと比べると、逆光は逆光ですが少し陽の力が弱まってきましたね。
あと1時間ちょいすれば夕方になってくるでしょう。





富士五湖のほとりには結局まだ訪れてなかったので、
河口湖畔のトンネル横の旧道にやってきました。

紅葉も終わり枝だけになった木の向こうに、
徐々に傾きかけてくる太陽と、それを映し出す穏やかな湖面。





富士山も綺麗に見て取れます。
旧道から見る河口湖はちょっと寂しくもとても静かで、
とても穏やかな気持ちにさせてくれますね。





よく見ると湖ギリギリの場所まで下りれそうな場所があったのでやってきました。
穏やかに波打つ湖と、湖面に映る陽の光の揺らめきがとても素敵です。



さて・・・そろそろ戻りましょう。
帰りは山中湖→道志みち→宮ヶ瀬経由で国道246号へ出ます。
国道20号及び中央道は夜に結構渋滞するので、うまく回避するつもり。

本当は宮ヶ瀬ダムにはもっと明るい時間に行く予定だったんですけどね。
富士山があまりにも綺麗だったので、富士の近くでずっとのんびりしてました。
まあ宮ヶ瀬ダムは、奇しくも今日がクリスマスツリーの点灯式。
せっかくだから寄ってみることにします。





山中湖畔にて。
空が徐々に暗くなり、月が目立つようになってきました。

最初はもう山中湖はスルーしようと思ったんですけど、
後ろに見える景色の素晴らしさに足を止めてしまいました。





富士山・・・・とっても綺麗。
頂上が雲にかくれてしまってるのがちょっと残念ですが、
富士山の向こう側に落ちていく夕焼けが微かに雲を照らす・・・・
これはこれで素敵な景色だと思います。

この後一気に夕闇が訪れ、
道志みちを走る頃には真っ暗に・・・・

ただ、暗闇ワインディングを覚悟した割にはそれなりに交通量もあり、
ちょうどいいスピードで走る車の後ろをのんびり走っていくことに。



なんとか宮ヶ瀬ダムについたのは17:40
もうこの季節は真っ暗ですね・・・・
でも、クリスマスツリーの点灯式を見ようとする車が集まって大渋滞。
・・・・たかが光る木を1本見るためだけに何故ここまで混むのだろう??

一瞬このままスルーして帰ってしまおうかとも思ったけど、
ずっと寒い中走って来たので、やはりここらで休憩が必要と判断。
車の横をするりとすり抜けしつつ宮ヶ瀬公園にやってきました。





うう寒い・・・。
宮ヶ瀬公園はすごい数の出店もあってお祭り状態。
カップルや家族連れが多く、ツーリングで来た私たちはちょっとしらけムード。
いつもは夕方までバイク乗ってる連中のたまり場みたいになってるんですけどね。
私たち以外のライダーの姿を見つけることは出来そうもありません。

とりあえず薪がくべてあった場所があったので暖まりました。
木のことなど無視してここで暖まってると、いきなり空に爆発音が響きビックリ。





なんと花火です。
こんな冬に花火です。
寒い日だけど花火です。



油断しきてったので正直、心臓が止まるかと思うほどビックリしましたが、
驚いてしまった自分たちに意味もなくウケて笑ってしまいました。
人混みのなかに入る事になって最初はいかがなものかと思いましたが、
これはこれでありだなって気分になりました。





そういえば、今年まともに見た花火はこれが初めてです。
ツーリングしに来たんだか何しに来たんだか分からなくなってきたけど、
Nさんも楽しんでくれてるしまあいいか。

本当は、迫力ある宮ヶ瀬ダムの堤体でも見て行くつもりだったんですけど、
こんなに暗くなってはどうしようもないですしね。
周りは楽しそうなカップルや家族連ればかり。
ダムや水没した道路を見にやってきた人間は、多分ここにいる2人だけでしょうね。





ちなみに周囲の景色はこんな感じ・・・・
完全にクリスマスモード一色です。
なんだかエライとこに来てしまった感じですが、
これはある意味いい機会かもってことで撮影を楽しみました。





見事なカップル用写真撮影ポイント。
カップルたちが行列を作り、このハートを背景に写真を撮っては次のカップルに交代・・・



そんな光景を、ハートの反対側から見てました。



恐らく、どのカップルの写真にも私の姿が浮かび上がっているに違いありません。
そんな光景にニヤリとしつつ、行列をハートの反対側から撮影してやりました。





これが、今日点灯した宮ヶ瀬公園の巨大クリスマスツリー
なにやらとても巨大らしいのですが、遠く離れたところからの撮影なので大きさがよく分かりませんね。



この後、国道246号で市街地に戻って帰宅です。

今日は久々のまったりオンロードツーリング。
いつも林道ばかりでしたが、今日は改めてオンロードの楽しさも再認識した気がします。
XRはオンロードを走っても楽しめるバイクだというのもよく分かりました。

宮ヶ瀬は、あれはあれでいいハプニングだったと思うし、
花火を見れたのはとても良かったです。



また、山梨側から見る富士山はとても雄大だったし、
Nさんにオフロードバイクやダートの楽しさを伝えることも出来たでしょう。
特に林道での静かなひとときと雄大な富士山の印象はとても強かったです。



宮ヶ瀬周辺は、また明るい時間に訪れる事にしましょう。
次回こそはしっかりとダムや水没道路など、マニアックな場所まで探索するつもりです。







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