■富士山南部の林道



◆2009/12/19(土)




今年も冬がやってきました。
冬は富士山が最も美しい季節。

というわけで今日の目的地は富士山。
天気は快晴なのでいい景色がたくさん見られることでしょう。





国道469号にて。
周囲は自衛隊の演習場が広がっているため、建物が無いところで美しい富士山を眺めることが出来ます。
今年はこの時期にしては雪が多いほうかな。





これは自衛隊の車両が多く走る駒門道。
ダートではありますがかなり均されていてオンロードバイクでも全然問題なし。
かっとびたくなっても我慢しましょう。





真っ直ぐ道が延びていてとても気持ちがいいですね。
東富士演習場の横をどんどん北上していきます。





この先がとても気になりますが、
さすがに自衛隊の演習場なので無断で入るわけには行きませんね。
昔はガンガン突っ込んで遊んでいた人たちもいたようですし、
自衛隊にも特に注意されなかったそうですけどね・・・



今同じことをしたら確実にアウトです。





・・・・まあ、これを見たら入ろうと思う人もいないと思いますが。





今日は既に真っ白な富士山に感動し、
写真を撮ることが多くなってきています。





そうそう、東富士演習場の脇にこんな建造物が。
このザクの頭のようなものは恐らくトーチカだと思われます。
自衛隊が訓練で使っていたのでしょうか?





ちょっとトーチカの中に入ってみました。
かなり狭く、立ったままでは入れない場所もあります。
鉄筋がむき出しになってますが、特に崩れそうな様子もありませんでした。





さて、寄り道もそこそこに富士山の林道にやってきました。
1年数ヶ月ぶりに訪れましたが、相変わらず迫力満点な景色ですね。





頂上付近に少し雲がかかってきましたが、
この美しさはたまりません。





走っていると鹿の姿を多く見かけます。
この鹿はちょっと小さめですが、たまにとても大きな雄鹿やカモシカも見かけます。





標高は1,500mを越えているので、落葉樹は既に葉が落ちてしまいました。





ちょっと荒れた廃道っぽいエリアへ。
この先は何年も前から大崩落がそのままになってるので、こちらに入ってくる車両はほとんどありません。





駿河湾はキラキラ光っていてとてもまぶしいです。
海の景色も富士山も満喫できるのは静岡ならではですね。





火山灰の路面は滑りやすいのですが、それがまた楽しいこの林道。
今日は富士の裾野のほうまでしっかりと確認することが出来ます。





もひとつ駿河湾。
今日の林道ツーリングは見事に天気に好かれました。
富士山周辺ではただひたすら快晴のまま行く日は珍しいですね。





冬の雲がぽっかり浮いていますが、
今自分がいる標高がかなり高いのでそれほど高さを感じません。
のどかな景色です。





しかし、徐々に富士山に雲がかかってきました。
この時期は比較的に晴れた日が多いとはいえ、やはり時間が経ってくると雲が出てきてしまいますね。





さて、大沢崩が見えるこの場所で昼食です。





早速お湯を沸かしてるのですが・・・
何やら妙に時間がかかります。
なかなか沸かないことに疑問を感じましたが、原因はすぐ分かりました。





・・・気温が低いんじゃ仕方ないですね。
黙って湯が沸くのを我慢して待ちますか。





どうにかお湯が沸いたのでカップ麺を食す。
絶景を眺めながら、鳥や動物たちの声を聞きつつのんびり食べる昼食はなかなか良いです。
たまに良く分からない咆哮が聞こえても気にしてはいけません。





かなりまったりしたので、そのまま食後はコーヒーを。
カレーの後にコーヒーかよっていう突っ込みは不要でございます。
更にカチカチに固まったチョコレートも食べて満足です。





残りの行程をさらっと流して舗装路に帰ってきました。
やはり山頂部には雲がかかっていますが、真っ白な富士山を満喫。
今日はかなりの当たり日でした。





帰りの御殿場側の登山口にて。
通行止めの登山道に車が多く停められています。





この日は、元F1ドライバーが下山した翌日。
彼の仲間の亡骸が見つかった日でしたね・・・・
登山口に停まっていたのは救助隊かマスコミ関係者のものでしょうか。



帰ってきてからこの事故のニュースをまともに見ましたが、
力尽きた仲間を置いて下山しなければいけないという決断は本当に辛かったと思います。

自分はソロツーリングが多いので、体に無理せず怪我無く帰ってくるために気をつけなければいけないと改めて心に誓いました。



INDEX