■小串硫黄鉱山跡



◆2020/10/25(日)


林道湯沢線の続き





湯沢線を出てから毛無峠方面へ。





すぐ索道跡が見えるところまで到着。
やっぱりうっすらと雪が。



近くにバイクを停めてる方と少し話したんですが、
その方は万座方面から来られてて、道中舗装路が凍結している場所もあったので気を付けて帰られたしとのことでした。

なるほど。じゃあ自分はまた湯沢線から下界に降りようかな。







ダメもとで来たけど、やっぱり県境にはチェーンゲートが張られている。
バイクならいとも簡単に横からすり抜けることはできるけれど、
これをやっちまうと今後規制がさらに厳しくなることも想定されるのでやめときます。





とはいえこんないい天気なのにここで帰るなんてもったいない。
写真にうっすらと見えるこの線形・・・・これが今回のルート。





ハイキングルートの地蔵堂ショートカットコース!
バイクを峠に置いて徒歩で下りることにします。

しっかし見づらいルートだなこれは。







ジロー坂と呼ばれる九十九折区間を横目に見ながら進みます。





どうやらしっかり正規のルートを進んでるようで、こんなものが地面に置かれてました。





はい、無事に慰霊碑のところまでやってこれました。











地図もあったので撮影。





1929年8月に操業開始、閉山は1971年6月。
1937年の大規模な地滑りで亡くなった方たちの追悼のため建てられた地蔵堂と記載されております。

こちらでは特に詳細を記載しませんが、
詳しく知りたい方はWikipediaなどをご覧あれ。





これは二輪の轍だな。
まあ、自分もゲートがオープンしていた過去ここまで来たことあるけれど。











以前も見たことある植林された風景。
ここまで下りてきたのは実に12年ぶりだがしっかり育ってるようでうれしくなる。
新たに植えられた苗木のようなものもあった。







東側の坑道入り口。
近づいてみようかとも思ったけど結構厳しめの斜面だったのでここで見るだけにしておこう。





ん・・・・先客がいたか。オフ車だな。



なんと下にももう一人、横倒しになったバイクとともに斜面を登ろうと試みている人が。
ああ・・・きっと斜面下りた後に登れなくなっちゃったんだろうな。
自分もまだここにゲートがなかったころバイクで来たことあるけど、
さすがにここは下りなかったよ。トレールバイクで下りたらきつい蟻地獄路面だからな・・・



そのまま素通りするのもどうかと思ったので、すこし会話をしてここを後にして探索します。
とりあえずほかにも登れそうなルートもあると思うのでがんばってください。





まあ、確かに二輪の轍はあるけど・・・・
ここの滑り具合はほんとやばいよ。







登れなくなったバイクはセローっぽい。
どうやら別のルートを探しに行くようですね。
幸運を祈る。









こんな時に不謹慎だけど、絵になるなこれは・・・





あ、あった。









以前も見たクレスタだ。
12年前の写真と比べると腐食が進んでいるようだ





ではもっと先に進んでみよう。





倒壊した建物。
天気が良かったら下りてみようかなくらいの気持ちで来たので、事前調査が足りずどの区画かわかってないです。
こんなことなら事前にしっかり調査すべきだった。























あ、あの川は前にも見たことがあるぞ。











見た目はきれいに見えるけど場所柄飲んでみようとは思えない。











奥地に行くと帰ってこれるかわからんので、 コンクリートの遺構が残る選鉱所方面に行ってみることに。













最初からあっち方面を探索していれば良かったかも。



さて、じゃあ頑張ってあっちまで行きますか・・・って思ってたんだけども、
多分さっき斜面を登れなかったセローと思われるバイクのエンジン音が断続的に聞こえてくるんですよね。



きっとまだ蟻地獄にはまってるんだと思うし、
このまま無視するのも寝覚めが悪いんで様子を見に戻ることにします。













途中、遺構を撮影しながらではありますがw





ここまで戻ってきましたしやっぱりまだ登れてないようなので、
ここは手を貸すことにしました。

この先しばらく写真はありません。
男3人でバイクを引き上げ押し上げぜぇぜぇはぁはぁ言いながらどうにか斜面からバイクを引き上げることに成功しました。



自分がいなかったら今日ここにバイクを捨てて帰ることになったかもしれませんよ。
たくさん感謝してくださいね!





無事に帰れそうで何よりです。
しかしバイクを引き上げるのにすべての力を使い果たしてしまったので
今日の探索はもう終了して帰ることにします。

自分も実はバイクに乗ってることや、自分のバイクは毛無峠に置いて歩いて降りてきたことなどを告げ解散。









地蔵堂に戻るときに変電施設があったので立ち寄ることに。











実は、ここまで歩いてくる途中にさっきのセローの2人組もこちらにやってきたので合流。
地蔵堂付近で本当に別れを告げまた山道に戻ります。





これ登るのか・・・
さっきのセロー引き上げは思いのほか体力を使ったんで結構辛い。







絶景を見ながらのんびり登っていきます。





さっきのセロー2台が・・・・
やっぱ速いな。





しかし、ようやく自分もXRを置いてある峠まで戻ってきました。
もう疲労困憊。帰る。









と言いながら、湯沢線をまた走って帰ってるんですけどねw









結局小串鉱山のセロー引き上げなどで昼飯食べ損ねたんで、
朝は寄るつもりがなかったこの場所でもう夕方ですが昼食にします。





下界に下りてきました
給油したら一気に高速道路使って帰ることにします。







家族への土産を買い忘れていたので横川SAで休憩。
ガソリンも心もとないので給油しようとしたんだけどやけに混んでるな・・・・



結局並んで給油し帰宅。
なんかすごい疲れた1日だったけど、湯沢線での紅葉や快晴の小串鉱山は良かったな。
蟻地獄からの引き上げは予定外だったけど。

小串鉱山で探索したい遺構のポイントを絞ってからまた再訪することにしますが、
あそこはかなり天候の変化が激しいので、今日のような当たり日に遭遇することはなかなかないかもしれません。



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