■2006/10/29 ビッグタンク




最近、以前にも増して長距離ツーリングに行く機会が増えました。
林道にも頻繁に立ち入る私にとって、不安なのは給油の問題。
1リットル分のガソリンの携行缶は持ってるのですが、
バイクのガソリンタンクを大きなものに換装することにしました。
ついでに、タンクシュラウドのデザインも2005年式から2003年式のものに変更します。


購入したもの
・IMSビッグタンク(フラッシュレッド) ¥36,750
・HONDA純正シュラウドシール ’03XR250 ¥4,500くらい





ちなみに上の写真が新車時のXR。
ノーマルの金属製黒タンクがついていて、外側はタンクシュラウドに覆われています。
まずはこれをビッグタンクに換えてやろうという話です。





左が、新たに購入したIMSビッグタンク。
カラーは白系の透明のナチュラル、レッド、フラッシュレッドの3色。
以前はノーマルと同じカラーの黒もあったようですが、現在は販売中止となってます。
私は、XRの外装に最も近いフラッシュレッドを選びました。
上から見ると、ビッグタンクが外側にやや張り出しているのが分かります。





横から見た図。
ノーマルより一回り大きくなった感じですが、目に見えた変化ではありませんね。

ちなみにビッグタンクは樹脂製なので、ノーマルの金属タンクよりも軽くなります。
ノーマルタンクの重量は約3.5kg、ビッグタンクの重量は約1.9kgです。
そしてノーマルのガソリン容量は9.3L、ビッグタンクの容量は12.1kg。

よって満タン時の全重量はノーマルが12.8kg、ビッグタンクが14.0kg
1.2kgの違いしかないので、走りにもほとんど影響しないでしょう。
ビッグタンクというくらいだからもっとガソリン容量を増やしてもらってもいいのですが・・・
ライディングスタイルをほとんど変えずに容量を増やすには仕方ないそうです。





前から見た図。
形状は結構違う感じに見えますね、シュラウドをはめるスペースがビッグタンクはしっかりえぐれてます。
大きくなってもライディングポジションに変化が無いと言われるのはこの為でしょう。



ちなみにこの時、中に残ってるガソリンを廃棄しました。
ノーマルタンクでほとんど走りきった後、家の近くのガソリンスタンドに行ったら全部処理してくれましたよ。
あとはキャブレター内に残ったわずかなガソリンで家に帰るだけ。
空のガソリンタンクで走る家までの2kmはドキドキでしたが、無事キャブ内のガソリンだけで帰れました。



ガソリンをひとまず車に移すことも考えたのですが、
あいにく車のガソリンは満タン給油直後・・・・もう少し計画的にすべきでした。
また、ビッグタンクにノーマルタンクのガソリンを移せばいいじゃんって話しもあるのですが・・・
それも出来なかったんですよ。





その原因がこのフューエルコック。
このコックがタンクと直に繋がっていて、キャブレターにガソリンを送り出すのです。
コックをONにするとガソリンが流れ、OFFにすると堰き止め、RESにするとリザーブ容量が流れます。

ビッグタンク購入時にフューエルコックは付属しないので、
コックはノーマルのものを流用しなければなりません。
よって、コックのついてないビッグタンクにガソリンを流すと、全て下からだだ漏れ・・・・
防ぐためにはビッグタンクにコックをつけなければいけませんが、
そのためにノーマルタンクからコックを外したらノーマルタンクからだだ漏れ・・・

行き場の無いノーマルタンクのガソリンは廃棄するしかないって話です。





無事タンク交換終了してタンクシュラウドも装着しました。
色もシュラウド同化してなかなかいい感じです。
年式こそ新しいですが、昔のXR伝統の赤タンクになったみたいで嬉しいです。



携行缶から1Lのガソリンを入れて給油しに走りましたが、
コーナリングがすごい軽い。数kgの違いなのに樹脂性タンクの効果が分かります。
満タン給油後も確かに若干重くなりましたが、ノーマル時との違いはほとんど感じません。
最大航続距離も、今までの約250km → 340kmくらいにははったはず。
満足のいく結果です。



さて、次に挑戦するのはタンクシュラウドのデザイン変更です。





まずは躊躇いも無くシュラウドのシールを引き剥がします。

私のXRは’05年式の外装なのですが、
タンクシュラウドのデザインがどうも気に入らなかったので、’03年式のものに変更することにしたのです。

剥がして思いましたが・・・・のっぺらぼうなシュラウドはやはり物足りないですね。
この後シュラウドを磨き、油汚れを全て落としました。
そして、台所用洗剤と水を混ぜた液体を霧吹きでシュラウド全体に拭きかけました。
もし失敗してシールがずれてしまっても、滑らせながらうまく定着させる事ができるためです。





無事’03XR250のシュラウドシールを貼りました。
まだシールとシュラウドの間に洗剤液がついているので、シュラウドの上をへらでなぞりながら液体と空気を抜いていきます。
この一連の作業、初心者の私はかなり緊張しました。





右が’03のシュラウドシール、左が’05のものです。
趣味の問題ですが、私は黄色い文字で”XR”と書かれている03’のほうが好きなんです。





なんとか左右を張り替え終わって一安心。
右側にはわずかに埃が付着してたようで、2箇所ほどシールが滑らかに貼られてない場所が出来てしまいました。ぽこっとそこだけ膨らんでる感じですね。
でも、よほど近くで見ないと分からないしそこが原因でシールが剥がれることもないでしょう。
初心者のド素人にしてはまずまずの出来です。



ビッグタンクとシュラウドシールの交換によって、
タンク周りがかなり際立った気がします。
でも、これも毎日のように見てるからこそ分かる違いなのかもしれませんけど。
自己満足度はかなり高いです。



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