■2006/12/10 グリップヒーター
今シーズンは、冬もツーリングの機会が増えそう。
そこで、以前から興味を持っていたグリップヒーターを取り付けることにしました。
以前はオフロードバイクにグリップヒーターをつけることに対する抵抗があったのですが、
自分のバイクの使い方としては、通勤や林道ツーリング、旅がメイン。
知り合いにも絶対に損はしないと勧められて購入に踏み切りました。
同時に、走行時の風防の意味をこめてブッシュガードを外すことを決断。
ノーマルのナックルガードに戻す事にしました。
転倒時にブレーキ、クラッチレバーが逝く可能性もありますが、そんときはそんときです。
尚、今回はバイク屋さんに取り付けてもらうことにしました。
購入したもの
・HONDA 純正グリップヒーター(全周タイプ) ¥15,500くらい
・HONDA 純正ナックルガード ¥3,150
手ブレ写真ですいません。
これが変更前のグリップ回り。
通常のグリップにずれ防止のワイヤーを巻きつけ、
グリップエンドまでカバーするタイプのブッシュガードを装備しています。
こちらが変更後。
グリップヒーター専用のやや太めのグリップを装備。
ブッシュガードを取り外し、約7ヶ月ぶりにXR純正のナックルガードを装備しました。
このグリップはかなり硬く、ワイヤーを巻かなくてもグリップがねじれる可能性はまず無いです。
また、太さも握ってみるとそれほど気にはなりません。すぐに慣れることでしょう。
そして実走。
季節はもう冬ですが、夏に使っていたグローブをあえて装備。
バイク屋さんからの帰り道はグリップヒーターの効果を実験することに。
ちなみに写真右側が操作ボタンがついているユニット。
このボタンを押す事により、5段階による温度調節が可能という優れものです。
ちなみにこのユニット。ステーをつけてもらい左ミラーの根元にマウントしてあります。
元々はハンドルバーに取り付けるタイプのものだったようなのですが、
ハンドルバーだと使い勝手が悪そうなので、SL230用のミラーにマウントするステーをつけてもらったのです。
通常私は、ハンドルバーの左側にGPSのマウントユニットを装備しているのですが、
後から試したところ、そちらとも緩衝することもなく問題なく操作できました。
(この写真はGPSのマウントユニットを念のため外してある状態ですが)
それにしてもすごいですこの効果。
エンジンをかけてから3分くらいで、もうしっかりした温かさを感じます。
走行中もとっても温かい・・・・幸せたっぷりな感覚です。
多少その分手の甲が冷たく感じますが、ナックルガードが大きいので走行中に感じる風もかなり防いでくれます。
あと、気になっていたのが電圧の問題なのですが、
このグリップヒーターは電圧が下がると自動でオフになるそうなので、
バッテリーに対する負担も安心して使う事が出来ると思います。
実際電圧が下がるとどのような状態になるかですが、
まず停車中にブレーキランプを点灯させているとユニットのインジケーターが点滅します。
恐らく電圧低下中により、ヒーターの出力が一時的に弱まっているのでしょう。
ただ、2分ほどずっとブレーキランプを点灯させていてもヒーターユニットの電源は落ちなかったし、
少しでもスロットルを回せば安定するので効果は全く問題は無いと思います。
ちなみに、ブレーキランプを点灯させずともウィンカーの点灯によってインジケーターが点滅する事もありますが、同様に電源が落ちる事もありませんでした。
神経質な人はランプの点滅が気になるかもしれませんけど、私には無問題です。
快適な気分のまま家までたどり着きました。
夏用グローブで冬の星空の下帰ってこれるとは・・・・まさに驚きの効果です。
クラッチやブレーキの微調整、アクセルの調整もみんな手を使っての操作。
手を温かくする事って、バイクに乗る上ではとても大切な事だなと感じました。
多少大げさに聞こえるかもしれませんが・・・
ごわごわしたウィンターグローブで操作するよりも薄手のグローブで快適に操作できるので、
操作ミス等を防ぐ→事故防止にもつながるのではないかと思います。
グリップヒーター。
今まで地味に行ってきたXRのカスタムの中では一番優れた効果を発揮したといえます。
後日GPSとグリップヒーターの同時運用の実験をしましたが、こちらも全く問題なし。
あとは転倒時のグリップがちょっと心配ですが、しっかりとした固いグリップなので激しい転倒でなければ大丈夫でしょう。
危険を感じるようなら社外製の金属製グリップエンドを装着するという手もあるし。
寒さが辛いという理由で冬場のツーリングを諦めているような方にはお勧めなカスタムです。
そして、私のように寒い中のツーリングを企む人間には更にお勧め。
ますます冬のツーリングが楽しくなる事うけあいです。
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