■北海道ツーリング2006(9日目)



◆8/27(日) 天気:晴れ→曇り


GPSによる走行ログはこちら → クリック
日記と合わせてご覧ください。



フェリーの寝台で目覚めました。
もう北海道ははるか遠く・・・

朝日が見れる時間にも起きれなかったし(そもそも天気が分からん)、
ベッドの上でしばらくぼーっとしてましたが、ちょっと外の空気が吸いたくなりました。

洗顔などを済ませて甲板へ上がります。





すべますので・・・・

送り仮名が思い切り間違ってます。
しかも、さんふらわあの「あ」だけが何故か手書き・・・・どうして??



「船長アホちゃうんか?」って思われてしまうので、
書類作成を請け負った人はしっかり作りましょうね。





外は快晴!
北海道を出た時点でもう放心状態。本州なんぞの天気になんか興味がないって気分でしたが、
さすがに今日は冷静になって携帯で天気をチェックしました。
すると関東は全体的に厚い雲に覆われて曇り・・だそうです。
まだ東北だから晴れてるのかな?

ちなみに現在9:00。今何県の沿岸にいるんだか分かりませんが、
この後大洗まで携帯(FOMA)の電波は一切入りませんでした。
たまたまこの時だけ入ったのかも。





外は気持ちいいですね。
風も涼しくて蒸し暑さを感じません。
これもまだ東北にいるからかも分かりませんけどね。
遠くに見える陸地は三陸海岸かな?

1時間くらいぼーっとしてました。
その後は買ってきた食事を採ったり、ノートPCを広げてツーリング日記を書いたりしていました。
行きはいろいろ計画立てたりして楽しんだんですけどね。
帰りはやっぱりちょっとした虚無感があります。

でも、撮った1000枚以上の写真を選別しているのは結構楽しい。
北海道での日々を思い起こし感慨に浸ります。

途中、最上階のラウンジでビンゴゲームが始まったのはびっくり。
1人で参加するのは切ないので行きませんでしたが、いったいどんな景品があったのかは気になりました。





帰りは退屈な船旅かと思いましたが、旅の記録をまとめていたらあっという間に夜。
フェリーが大洗港に入港しました。
天気はあまり良くないですが、どうやら雨の心配はなさそうです。





周りの誰よりも汚れたバイクが私の自慢です。
でも・・・タイヤもつるつるになってきましたね。
元々そんなに山がない状態で出発したので、3000km近いツーリングで一気に減りました。





発進の時を待ちます。
新日本海フェリーは横一列ですが、太平洋側のフェリーはこのようにバイク区画がぎゅっと集められています。
前後左右ひしめき合って、立ちゴケなんぞしたものなら周りのバイクに大ひんしゅくでしょうね。

待ってる間に親交を深めているライダー達もいます。
中でもやはり女性ライダーは人気ですね。必ず誰かに話しかけられています。





そして発進。
自分は、前の人がなかなか発進できないあおりを食らい、完全に出遅れました。
別にもう家に帰るだけなので、特に急ぐ必要もないんですけどね。



この後大洗港に上陸し、あとは東水戸道路→常磐道→首都高速で一気に帰ります。
東水戸道路、制限速度60km/hだかそこいらでしたが、周りの車が飛ばす飛ばす・・・・

みんな怖いです・・・走行車線走っててもガンガン後ろから突っ込んできます。
やむを得ず、夜の高速を自分もあれやこれやのスピードで走ります。
まあ、流れに乗ってれば大丈夫でしょう。







しかし・・・・・後ろから赤色灯光らせたパトカーが!



心臓が止まりそうになりました。
自分、現在免停の前歴2回。
この前歴が消えれば綺麗さっぱりな状態に戻るのですが、前歴2で違反するとすごいんですよ。
わずか2点の減点とかでも90日免停になったりするんですよ。

確か普通の人が免停になるボーダーラインの6点の減点になると、
前歴2なら一気に免許取り消されます。



ただ他の車の流れに乗ってたのできっと大丈夫。
でも、みんな飛ばしてるど真ん中に後ろから突っ込んでくるパトカーなんて考えられないですよね。
しかも覆面パトじゃなくて普通のパンダです・・・・
一体誰をどうやって捕まえるんだ??



後ろの車たちも自分も、パトカーを避けて減速します。
このままパトカーはどこまで行くのかな?と見送ることします。



・・・・って、えっ???





視界全体に広がる回転灯。
そして無情にも液晶に表示される「パトに続け!」の文字。







「おれなのかよ!!」



・・・・・終わった。
自分の走っていたスピードから考えると、100%減点6以上。赤切符は確定です。
免許よさようなら。あと2ヶ月無違反なら綺麗になれるのに、その前に「免許取り消し」というもっと綺麗な状態になれちゃうんです。



放心状態です。
何で私だけ・・・・と思いつつ、冷静になり免許失効後の生活を想像します。
身分を証明するものを・・・と言われて保険証を見せる自分とか、
ドライブ行こうって誘われても「免許無いから運転できないんだ」って言う自分。
週末ふと出かけたくなって、電車に乗って出かける自分・・・・



泣きそうになりながらパトカーの後ろを走ります。
そういえば、去年のGWは高速でガス欠して、△表示板が無いってことでバイクなのに捕まったなぁ。
自分、とことん運の無い人間なんでしょうか・・・



こういうときって、たいてい路肩が広いとことか高速バスのバス停で停まるんですよね。
でもちょっとおかしな光景ですね。「パトに続け」の液晶のせいか、自分の後ろにもわんさか車が連なってます。
追い越し車線から「あいつ捕まって馬鹿じゃん」って目で見てきて、そのまま走り去る奴もいますけどね。



やがてパトカーがゆっくり停まり、後ろの自分も停止。
ついに赤切符・・・と思い観念すると、警官が2人とも出てきました。



アホめ!
2人とも降りてきたらこっちのもん。
このまま加速して逃げちゃおうかな・・・なんてとんでもない考えが頭に浮かびましたが、
こうなったら「流れに乗るため仕方なく走った」正当性を主張して交通裁判だ!っていう気分になってました。だって・・・・目の前には自分より速く走ってる車がいっぱいいたんですよ。
どう考えたっておかしいです。
気付くと後ろには、私が創り出した渋滞をすり抜けてきたライダーでいっぱい。
みんなフェリーから降りてきて都内に向かうライダーですね。
後ろに停まったライダーが、「捕まったんですか?なんですかこれ?」と質問してくるけど、もちろん分からないので「さあ・・・・おれ捕まったのかな?」としか答えようが無いです。



そして、警察の様子はますますおかしい。
発炎筒を50mくらい先の追い越し車線に置き、追い越し車線を爆走する車も止めます。
そしてパトカーは煙の向こう側に走り去る・・・何がしたいんだ??
追い越しを爆走してる車両も危険を感じて減速。
そして停止し自分の前へ。

今度は自分の前に列が出来始めます。
すり抜けしてきたライダーも自分の前へ。
もう何がなんだか分からないけどぐちゃぐちゃです。
ただ、この時点で「自分、もしかして大丈夫なんじゃないか?」って気分になりました。





やがて追い越し車線にもう1台パトカーが登場。
私の横の追い越し車線にも発炎筒が置かれ、東水戸道路の上りが完全に封鎖されました。





自分を追い越して停まった車両たちです。
パトカーを降りてきた警官たちはせわしなく動き回ってますが、どうやら「逆走!」という声が聞こえてきます。



この騒ぎのカラクリがなんとなく分かりました。
どうやらこの先に逆走してくる車両がいるようです。
それで事故を避けるために無理やり交通の流れをストップさせたんですね。
私の前に来たのは・・・一番大人しく走ってて止めやすかったのかな?





10分近く、後ろにたまってるライダーたちと話してたでしょうか。
どうやら逆走問題は解決したらしく、周囲の車両に警察が「一列になってパトカーについてきてください」と指示を出してます。

結局このパトカーをペースカーにして50km/hで友部JCTまで走りました。
気分はF1のレッドフラッグ。パトカーはセーフティカー状態ですね。



常磐道以降はすいすい走れましたが・・・・
ものすごい経験をしましたね。
一時はもう免許取り消し後の生活まで考えるくらいでしたからね。
何はともあれ無事でよかった。





常磐道三郷料金所にて。
あとは首都高速に乗って帰るだけです。
緊張の糸もどっと切れちゃいましたがあと一息・・・・





22時頃に帰宅。
なんとか最後の集中力で帰ってきました。
やっぱり東水戸道路でのエピソードが心に堪えました・・・・。
でも、無事に帰ってこれてほっとしました。
明日からは仕事ですが、最後にすごい現実を見せられたのでもうバッチリ。
すぐ仕事モードになれそうです。







総括

今回の旅は出だしこそ良かったものの、
毎日レインウェアのお世話になる大変なものでした。
正直雨のキャンプ場で何日も過ごすのは厳しかった。
謎のキルスイッチ事件やヘッドランプのタマ切れもびっくりしたし、
十勝の林道の壊滅的状況も厳しかった。ヒグマ生息地の証としてクマの糞らしきものを踏んだのも辛かった。
あんな臭いものがあるとは今まで思いませんでしたよ。

でも、そんな中でも見知らぬ人々の温かさや出会いもあったし、
普段自分が話さないような人たちとの交流もできました。
意外と食も満喫したように思えます。

そして、北海道で過ごした最後の2日間は感動の連続でした。
去年ほとんど楽しめなかったロングダートや山奥の無料温泉も満喫。
ピヤシリ峰で見た雲海や箱岳のパノラマは、今まで見たどの林道の景色よりも群を抜いて素晴らしかった。

今年の夏のツーリングも、最高の思い出になりました。



次はどうしよう?
また長期の休みが取れるのか、先のことは全く分かりません。
しばらくは関東近辺を走りつつ、もし行けるようならまた遠くへ出かけたいですね。
でも、また北海道には行くでしょうね。
次機会があったら、今回行けなかった場所へ是非行きたいです。
楽しい未来を夢見つつ、今年の北海道ツーリング日記を終えたいと思います。



2006北海道ツーリング日記 完



通算走行距離:2725.1km



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