■林道王城枝垂栗線



◆11/26(日) 天気:曇り→雨


前日の中腹林道の続き



Tさんの家で目覚めました。
朝食も頂いてしまって至れり尽くせりな状態。
本当に感謝です。昨日からお世話になりっぱなしです。



今日はTさんと共に「林道王城枝垂栗線」へ行きます。

名前がまずかっこいいですね。
それだけでなく、ここには「日本中心の碑」なるものもあるらしくとても楽しみ。





今日はTさんの車に荷物を積ませてもらったのでXRも身軽。
長野の朝は寒いですが、気合を入れて出発です。





用意を始めたころはまだ日が出てたんですけど、
空が一気に曇ってきました・・・。
予報だと午前中は天気崩れないみたいなんですけどね。

それにしても、朝はほんと冷えますね。





・・・・0度っすか。



今年初めて体感する寒さです。
なかなかこれは手ごわいですね。
林道は恐らく更に寒いものと思われます。





8:30
林道王城枝垂栗線の起点に到着。
しばらくは舗装化されているようです。





半月前くらいまでは紅葉してたのでしょうか。
今はもう完全に葉が落ちています。
もう真冬の様相を呈してます。





この分岐の支線ダートを登って行くことに。
今日はダート1本しか走らないつもりなので、せめて支線くらいは楽しむことにしたいです。





寂しいですね・・・・
でも、これはこれで冬っぽくていい雰囲気です。
もうすぐここにも雪が降るのでしょう。





落ち葉の絨毯を踏みしめてやってきた行き止まり箇所。
しかし、まだもう少し先に行けそうですね。





すごいです。
枯葉だらけで結構深いです。
ここまで積もると、もう見事としか言いようがないです。





そしてその先に待っていたものは・・・・





まさに絶景。



予想を遙かに超えています・・・驚きました。
この曇り空が、空と大地を綺麗に繋いでいるように見えて異世界のよう。
きっと夜景もすごく綺麗なんでしょうね。





これ以上近づいたら危ないんじゃないかって場所にXRを停めて撮影。
大自然のど真ん中というのももちろん好きですが、
町を見渡すことが出来るこの風景も素晴らしいです。
高速道路を走ってる車までもしっかり確認できます。





Tさんに撮影してもらいました。
曇り空がここまで綺麗だとは・・・・
仙人とかが暮らしてそうな場所にある雲みたい。
(勝手なイメージですが)





感動の後、再び本線に戻ってきました。
この林道の木々は全て枯れてしまってるのだけど、
まだ周囲は紅葉が終わってない場所もあったりして不思議。
この林道だけ妙に寒いんですかね・・・





路面は徐々にダートが混ざったりアスファルトに戻ったり。
唐松の落ち葉が敷き詰められています。





そして、いつの間にやら完全なダート路面に。

・・・・ん?
まさかこの路面・・・・





やはり・・・・
水溜りがガチガチに凍りついてます。。
気温は間違いなく氷点下。



でも、実は全然寒さを感じてません。
ダートを走ってると体を結構動かすからかもしれません。
舗装路を走るとまた一気に寒くなっちゃうんですけどね。





路面もフラットかと思えば、
こんな感じにクレバスのようなものが出来てたりも。
それなりに起伏も富んでくれたほうが楽しいんですけど、車で参戦してるTさんには厳しいかも。





再び支線に入りやってきたのがこの場所。

ついに来た・・・・ここが日本の中心です。

1億数千万人の日本人の中で、
ここを訪れた人間は何人いるんでしょうか?



日本人なら是非訪れて欲しい場所です。





XRも日本の中心に到達。


・・・感無量。
よく分からないけど何か大きなことを成し遂げた気分です。





そして、日本中心の碑からすぐの場所には小さな展望台が。
強度に問題がありそうな螺旋階段を登ってみることにします。





上から見たXR。
やっぱりオフ車はスリムですね。
横から見るととても大きいんですけど、このスリムさと軽さが魅力です。





展望台からの風景。

・・・・すごい。
正直こんな寒い日には日光が恋しいのですが、
それ以上の感動を与えてくれるのがこの綺麗な曇り空ですね。





再び本線へ。
もう峠は越えたようで、殺伐とした景色のなか徐々に高度を下げていきます。





なんだここは・・・・

ちょっと支線に入り込んだら墓場のような場所に迷い込んでしまいました。





大規模な伐採の跡です。
新たに植林した木々を守ってるんですね。

何年くらい経てば元に戻るんだろう?
これらの木々が育つ頃、まだ私は林道を走っているのでしょうか。





この林道は支線がいっぱいで楽しいです。
ここは東屋が倒壊していて驚き・・・・





そして、またもやガッツリ凍りついた泥が。。。
高度を下げているはずなのに、止まっているととにかく寒く感じます。





これが2つ目の展望台です。
さっきのものとは違うデザインですが、高さは同じくらいかも。





こっちの展望台から見る景色も素晴らしい・・・
諏訪湖を見下ろす事ができるロケーションもGOOD。
そして、なんとここに来て東側から徐々に晴れてきました。





ちなみにXRはあそこ。
なんだかずい分中途半端な場所で停まってる感じですよね。





実は斜面がものすごい急で、
しかも路面は水分をいっぱい含んでて・・・・完全に凍結してるんです。

残念無念。
表面の泥をわずかに削っただけでずるずると滑り落ち、なんとかここで停止したんです。





下りる時は結構怖い。バイクも滑るが自分も滑る。
転んで泥だらけになるのを半ば覚悟してましたが、なんとかギリで脱出です。





素晴らしい。
陽も出てきて快適林道ツーリング。
気温も徐々に上がってきてとても気持ちのよいものとなりました。





終点間際の1コマ。
バイクに泥がいっぱいこびりついたので、
ちょっと棒を使って落としてました。

自分の中ではひとしきり満足して棒切れを投げ捨てたのですが、
Tさん曰く「なかなか味な構図」だそうなので、
再現してみたのがこの写真。

確かに、生活感あふれるというかなんというか・・・
自分じゃ自分の行動ってなかなか見えないもんですよね。





そして終点。
最後は泥でがんばりすぎたせいでかなり汚れましたが、
楽しく走りきる事ができました。



まさに絶景の連続、素晴らしい林道でした。





リスの動物注意標識は初めて見ました。
宮崎で見たウサギの動物注意と匹敵する可愛さです。



この後、諏訪湖のほとりまでTさんに案内してもらいました。
天気も持つようならもう少し長野で遊んでいたかったのですが、
携帯で見た天気レーダーだと、既に山梨や神奈川の一部でも雨が降ってます。。



・・・・ここまでか。
不本意ながら、ここでTさんと別れ長野を後にすることを決定。



Tさんには2日間お世話になりました。
彼に感謝しつつ出発。





帰り際、諏訪湖のほとりで写真を撮ってから帰ります。
残念ながらこの付近もまた曇ってきましたね。。



国道20号線をひた走り帰宅。
途中、山梨の大月と神奈川の相模原で猛烈な雨に降られました。

でも家に帰りつく頃には雨も止み、その後夜までまとまった雨は無し。
ずいぶんとまあ不思議な天気でした。



この3日間、メインの国道418号だけでなく全ての日程で楽しむ事ができました。
協力頂けた方々にもとにかく感謝の気持ちでいっぱいです。

これから一気に冬が訪れ、林道、廃道ツーリングの機会が減るかもしれません。
でもその分オンロードを楽しんだり、たま~に雪の林道にもアタックしてみたりと、
楽しめる範囲でバイクで遊んでいければと思います。



走行距離 242.8km



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