■大名栗林道
棒ノ嶺の続き
そこそこ急勾配だったせいか、
あっさり棒ノ嶺から大名栗林道へ下山してきました。
ただ、あっさりだったのは時間だけで足に来るダメージはなかなかのもの。
前を歩くTさんの足が明らかにブルブル震えてるのにはウケました。
実は私自身結構ひざが笑ってましたけどね。。
ひとしきり休憩した後、大名栗林道を終点に向かい走ります。
素晴らしい景色と快適ダート。
この日は対向車のバイクが結構多かったですね。
どこまでも青い空が本当に気持ちいいです。
何も変わることのない青空なのに、ずっと見ていても飽きないです。
気分爽快
来るといつも登ってしまう斜面の上で撮影。
乗っているバイクのせいなのか、ただ私が○ホなだけなのか・・・
高いところが好きです。
幸せをかみしてめています。
この季節になると、晴れた日の空がとにかく澄んでるんですよね。
そんな空の下で走る林道は気持ちいい。
ん・・・・この水溜り。
やはり凍結してますね。
バランス取るために体を動かしながら林道を走ってるので、
全然寒さは感じてなかったのですが・・・・そんな気温らしいです。
Tさんの流し撮りにもチャレンジ。
なかなかうまく撮れました。
もう少し引いたところから撮れば、更に疾走感を表現する事ができたかも。
去り行くTさん。
この後も私は写真ばかり撮り続けてたので、結局Tさんに追いつけませんでした。
向こうの山には作業道かな?
綺麗に木を切り倒した跡が見えますね。
高度的には西名栗林道ではなさそうです。
大名栗林道の終点に到着。
時間的にはまだもう少し走れそうな感じですね。
西名栗林道は何度か走ってるので、今日は西名栗とは反対側へ行ってみることにしましょう。
有間峠に到着。
この場所から林道が延びてるのを発見したので、行ってみることにします。
初めての林道なのでちょっとドキドキ。
しかし・・・・
数分走っただけですぐ土砂崩れ。
XRだとどうにもならない感じだけど、小柄なCRM80なら左側から行けるかな?
左はすぐ崖。
前方の倒木を切り倒して、命を賭ければ行けない事もないですが、
こんなところで命をかけるのはナンセンスですね。
ちょっと徒歩で探索してみる事にしましょう。
ここが第二の崩落箇所。
これはまあ木を切り倒せば行けない事もないですが、
手前があんな状態なのでどうしようもないですね。
右側の斜面を越えて更に進んでみます。
その後もかなり激しい場所を越えましたが、
ここで行き止まり・・・・。
この林道、完全に放置されてるようですね。
延長工事をするつもりも全く無さそうです。
さあ帰りましょう。
自分、メットかぶったまま歩いてましたが・・・
この季節なので全然山歩きしても暑くないです。
次にやってきたのがこの場所。
ヒルクライムスポットがあるとの噂を聞きつけ探していたのですが、
どうやらここのようですね。
前方にも素敵な勾配が。
今日はハイキングスタイルだったのでオフロードブーツもガード類も装備していないので、
ヒルクライムにチャレンジするかしないか迷ってたのですが・・・
そんなときに後ろからやってきたセローに乗ったライダーから情報が。
「後ろのヒルクライムはハードだけど、CRMなら行けるかも」
「前のヒルクライムはXRのトレールタイヤでも行けますよ」とのこと。
彼は前方のヒルクライムにアタックしに行きました。
私たちはとりあえず、ハードな後ろ側のヒルクライムポイントを見に行く事に。
・・・・ここか。
確かにかなりの急勾配ですね。
XRで突っ込むのは確かに怖いけど、小柄なCRM80なら行けるかな?
ただCRMのセッティング状態は細かく知らないものの、
普段はオンロードタイヤを履かせてモタード仕様にしてるTさんのCRM80。
低速のトルクは大丈夫でしょうか?
しばらく歩いて探索していると、
さっきのセローさんが勢いよく登っていきびっくり。
華麗に登った後で帰ってきました。
・・・・よし、XRで行こう。
確かにセローは軽量だし、オフロード専用っぽいタイヤを履いてたし、
ライダーの技量も高そうです。
でも、トレールバイクが登ったんだから行けるはず。
でも、まずはTさんのCRMによるチャレンジを待ちます。
自分が先陣を切る勇気が無いあたり、私の軟弱さが出ています。
ここでTさんを待ち構えて撮影用意。
全ての用意を終えてTさんがチャレンジ!!
おお・・・・
途中ふらつきながらも勢い良く急斜面を登ってきます。
Tさんすごいです。
この急斜面を華麗に登りきりました。
・・・すごい。Tさんかっこよすぎです。
ヒルクライムというものを初めて間近で見ましたがかなりの迫力ですね。
これは私もやらねば・・・・失敗を恐れずチャレンジすべしです。
Tさんのデジカメでは動画も撮れるようなので、
私のチャレンジは動画で撮ってもらう事に。
・・・ドキドキです。
この写真は、Tさんに撮影してもらったQuickTimeのムービーを取り込んだ写真です。
動画もダウンロード可能ですので、
↓興味のある方はダウンロードして解凍してください。
DL
動画を見ていただけると分かりますが、
なんとか途中ふらつきながらも登りきりました。
実はその先にも更に急勾配のヒルクライムポイントがあったのですが、
さっきのセローさんもチャレンジせず帰ったのでかなり危険と判断。
降りることにしました。
そして舞台はもう片方のヒルクライムポイントへ。
さっきのセローさんはこちらのほうが簡単と言ってたので、
きついほうの斜面を登った私ならきっと大丈夫でしょう。
こちらも先に、Tさんがかっこよく登りきりました。
さすがです・・・・私も今度はもっとスマートに決めたいと思いいざチャレンジ!!
これも動画のキャプチャー画像です。
こっちのヒルクライムは路面がフラットでとても走りやすく、
重心を前にかけてれば前輪が浮いてまくれ上がる心配も無さそう。
勢い良く登っていけます。
またもキャプチャー画像。
最後のこの勾配を登りきればOK。
うりゃーっと一気に登りきります!
↓動画はこちら
DL
・・・・・・敗北。
動画を見ていただいた方にはお分かりかと思いますが、
一応経緯を書くと以下のようになります。
なんとか斜面を2/3以上登りきり、
更に加速したところで出っ張った木の根っこにひっかかってカモシカのようなジャンプ!
バイクから振り落とされそうになりまさにロデオ状態。
パニック状態で右手がスロットルを離れない。
そんななか右側にバイクが傾きつつ暴走開始。
またも大きな木の根に引っかかり大ジャンプ・・・・
この時点でバイクから振り落とされました。
・・・が、まだ右手が離れず。
バイクの左側の地面に両足を着き、スロットル回しっぱなし。
とても危ない状況です。
そのまま自分を軸にしてバイクの前輪が浮き左にフローティングターン。
一気に左の斜面に向かって突っ込みます。
ちなみに、後で撮影したその時の軌道を描いたタイヤ痕。
写真にマウスカーソルを合わせてみてください。
一気に木がいっぱい生えた左の斜面に向かって突っ込んでますね。
タイヤ痕の左には一瞬両足を着いた跡がありますが、
この後フロントタイヤと共に体も浮いてたのでここで足跡が消えてます。
木の間を縫うようにして斜面に突入。
このまま斜面の下に落ちていくんじゃないかと戦慄を覚えました。。
しかし右側のナックルガードが木に激突して千切れ飛び・・・
その時の衝撃でやっと右手がスロットルから離れ停止。
斜面の下にはそんなに落ちずに止まりました。
ちょっと体が痛いですが、骨が折れてるような雰囲気は無さそうな気がします。
無事に起き上がり写真を撮影し、Tさんに手伝ってもらい何とか斜面の上までバイクを引き上げました。
右のナックルガードがあそこにはじけ飛んだ意味が分かりませんが、
パニック状態だったのでもう少し妙な動きをしてたかもしれません。
とっさにスロットルから手が離れない話は聞いたことがありますが、
自分自身がそんな状況になるとは思いませんでした。
これからは、もう少しとっさの状況でバイクを放り出せるよう意識しながら走らなければ。
今日はもう戦意喪失しましたが、またいつかチャレンジします。
XRの被害状況もかなり軽微。
右のナックルガードは吹っ飛んだものの、
その他はサイドカバーに傷がついたのとヒールガードがやや曲がったかも。
あとは左のグリップエンドのキャップがどこかに吹っ飛んだだけ。
グリップヒーター関連はかなり丈夫ですね。
やはり元々固いグリップだからでしょうか。高い買い物だったのでこれは助かりました。
あとピボットレバーもかなり機能しましたね。
ナックルガードがねじ切れる衝撃でもなんともなかったし、転倒時も無傷。
そんなこんなであっという間に暗くなってきました。
帰りましょう。
Tさんにはとってもお世話になりました。
7ヶ月ぶりとは思えないほどすんなりお話できたし、
登山だけじゃなく林道も楽しめました。
最後のヒルクライムはびっくりでしたが・・・
動画も撮ってもらえたし、バイクも人間も無事だったので笑い話になりそうです。
あとTさんのバイクの扱いはかなり上手です。
ダートではやはり、XRのほうがパワーもあるし衝撃も吸収するのですいすい走れるのですが、
舗装の峠道ではあっという間に追いつかれてしまいます。
実は私の安全運転の速さは他の友人たちよりも結構速かったりするのですが、
Tさんと一緒に走っているときだけは技量の差を感じてしまいますね。
上手な人はどんなバイクに乗っても上手なんでしょうね。
技量のない自分が無理してまたコケたら話しにならないので、
タイトなコーナーが続く道をのんびり走って降りてきました。
ちなみに帰宅後風呂に入りましたが、
やはり軽い打ち身はあるものの、怪我の程度としては無傷というレベル。
ガード類もオフブーツも履かずにこの結果は奇跡的ですね。
ただヘルメットには少し傷ついてました。最後に木に頭から突っ込んだみたい。
あのヒルクライムはまたチャレンジしましょう。
次は登山のついでじゃなくて、しっかりしたオフロード装備をしてる時にしますけどね。
走行距離 223km
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