■四国2日目



◆5/02(木) 天気:曇り時々雨


かずら橋キャンプ村のコテージで目覚め。
外を見ると、雲ってはいますが雨は全く降ってません。
こんなことなら最初からテントで良かった・・・。



さて、天気予報では相変わらず雨マークがついていますが構わず出かけます。





東へ走り、かずら橋のある県道45号と国道439号(通称ヨサク)の交差点にやってきました。
酷道として名高い439号の中でも最も激しいと噂される区間を走り、京柱峠へと向かいます。





国道とは思えない峡路であり、車で来てしまったら離合がとっても大変。
バイクでも大型車は短いコーナリングの連続で辟易してしまうでしょう。
しかし軽量オフロードバイクであればそれほど面倒ではありません。





所々アスファルトが剥がれてしまっている場所があります。
これが酷道と呼ばれる所以の1つです。オンロードバイクは注意。





ひび割れた舗装の中を走ると、こんな廃バスがある場所が見られます。
景色が開けてくると、京柱峠も近いです。





京柱峠に到着。
写真を撮りながら走っていたこともあって、439分岐から30分もかかってしまいました。
ここが徳島と高知の県境です。





峠からの景色。
ちょっと黒めの雲も出ていますが、雨を降らすような雲ではなさそうですね。





さて、この京柱峠から右側の道を走れば高知県へ向かうのですが、
ここは左に分岐するダートである「京柱林道」を走ります。





路面は走りやすく快適。いい気分でじゃんじゃん進みます。
途中、オンロードモデルであるVTR250とすれ違いました。





南へ進むにつれてフラットになっていきます。
薄日も射してきて雨の心配もなさそう。





遠くの山々が見渡せるポイントまで来ました。
素晴らしい絶景。この林道は大当たりですね。





下のほうには小さな集落らしきものが確認できます。





やはり林道。
快適とはいえ小規模ながら崩落箇所があります。
土砂崩れというより、石の壁が直接崩れた感じです。





途中の突き当たりで、北の国道439号と南の国道195号を結ぶ祖谷山林道にぶつかり、京柱林道は終点となります。
祖谷山林道を南へ抜けると高知へ行けるのですが、まだダートを走り足りないので北へ向かって439に戻ろうと思います。





祖谷山林道は、北に進むにつれて鬱蒼としてきます。





なんとなんと。
工事中で通行止。これ以上進む事はできませんでした。
バイクなら通れるかとも思いましたが、奥では修復作業をしていたので邪魔しないようにします。





さて、祖谷山林道への分岐まで戻ってきました。
このまま南側へ進んで高知に抜けるのも手ですが、一度京柱峠に戻る事にします。
実は、京柱峠から西にちょっと進んだところにも南北を貫く林道があるのです。





さっき戻ってきた祖谷山林道を見下ろしながら、快適ダートを戻ります。





帰りも行きと同じポイントで撮影しました。
私の中で、京柱林道のベストスポットに決定です。



京柱林道へ戻った後、439を少し西側へ走り西峰林道へ入ります。





西峰林道の雰囲気。
ちょっと狭いですがこちらもなかなか快適なダートです。





所々景色も広がり、素晴らしい景色を見ることが出来ます。





とりあえずどけてもらってますが、またいつごろりと転がってくるか分からない土砂崩れ痕?ですね。





当然ですが、やはり四国の林道でも熊の出没には注意です。





西峰林道は、ここで楮左古小檜曽林道につながり終点です。
写真は奈良のセローに乗ったライダー。
途中で後ろからやってきて追い抜いていきました。



私も彼と同じように左側の道へ向かいます。
今日は、このまま高知に南下してから国道を使って戻ってくる予定。





びっくり。
途中、大きなヘビがうねりながら廃車の中に潜っていくのを見ました。





楮左古小檜曽林道もなかなかの快適ダート。
峠に向かって一気に進みます。





・・・・ん? 進むにつれて徐々に雲行きが怪しくなってきました。
これは確実に降ります・・・・そんな雲です。



やはり予想通り雨が降ってきました。
この雰囲気はしばらく止む気配がないですね。
もしかしたら峠だけの雲なのかもしれませんが、ここはレインウェアを着る事にしましょう。




いそいそと服を着ていると、後ろからXR250がやってきました。


・・・・・ん?
あの箱を積んだXR250には見覚えが!





なんと、2週間ほど前に東京のバイク屋さんでお会いしたYさんでした。
ゴールデンウィークに四国に行くとは聞いていましたが、お互い居場所をお話したわけでもないのに、スーパー林道などの有名な林道ではなくまさか雨が降るこの林道の中で再会するとは。全く不思議な縁ですね。





せっかくなので、Yさんと3人で写真を撮りました。
私と嫁さんは既にレインウェアを着用しています。





その後Yさんとはお別れして走り始めました。
峠に向かいますが雨が止む気配はありません。





峠付近に到着。
晴れていればとてもいい景色を望めたでしょうが、残念ながら雨で周囲は霧がかった状態に。
それはそれでよしとします。





しかし、峠を越して南下すると次第に空が明るくなってきました。 まだ雨は降ってますがこれは期待できますね!





峠の南側は、北側よりもさらにフラット。
雨も止んで快適に走り続けます。





林の中をひた走る、素晴らしい景色です。





ダートが終了。
この林道はまさかの再会や雨など、イベント盛りだくさんでした。
そうそう、ここで嫁さんを待ってたのですがなかなかやってきません。
5分ほど待ってもやってこないのでちょっと様子を見てきました。





原因はこれ(嫁さん撮影)
バランスを崩してバイクをこかしてしまい、起こすのに難儀していたようです。
しかも左側は地面がへこんでいるので起こし辛かったようで。
結局私が様子を見にきた頃には自力で起こしてました。怪我もないようなので何より。





さて、壁を見るとこんな落書きのような案内もあるので、安心して国道195号線方面に出ることが出来ます。





そうそう、舗装されていましたがこのスケスケの橋手前までが楮左古小檜曽林道だそうです。
県道49号に合流し、すぐ国道195号へ合流可能です。
ここで少し休憩しつつレインウェアを片付けました。

今日は国道195号→国道32号経由で北のかずら橋に戻る予定ですが、その前に日本三大鍾乳洞の1つ、龍河洞に向かう事にします。





国道195号を西へ走り、龍河洞入り口までやってきました。
途中国道から外れますが、案内板が随所に出ているので安心です。





もう夕方な事や平日ということもあり、かなり寂れた雰囲気です。





アン○ンマンの敵キャラクターで出てきそうな感じです。
申し訳ありませんが可愛いとは思えないリューくん。





途中に刀剣のお店があり、話のうまい店員さんが包丁の切れ味を確かめてくれと言うので、
嫁さんが紙をスパッと切ったときに撮影した写真です。
なかなかの切れ味に感動しましたが、今日の目的からは大きく外れるので買いませんでした。





おっと・・・龍河洞入り口付近には長い長い階段が。
おいおいこれを登るのか。





・・・右側にはしっかりとエスケープルートが用意されていました。
私は根性がないので当然こちらに乗ります。





ここが龍河洞の入り口です。
実は、入り口で案内をしている甘ったるい声で話す女性に撮影してもらったのですが、
残念ながらピンボケしておりましたので使えず。
全く困ったものです。





内部はなかなか狭いですが結構な長さがあります。
また、外は暑かったのですが中は涼しくて快適。
進むにつれて、所々にいる係員が何の前触れも無くいきなり説明を始めるので結構ビックリしました。





いろいろありましたが、似たような写真が多かったので目立つのをいくつか。
これは壺が鍾乳石と化したもの。何故か「神の壺」と呼ばれています。
昔この鍾乳洞をねぐらとしていた古代人たちの遺構のようです。





ちなみに、先ほどの「神の壺」になるまでにどのくらいの歳月が必要か実験している場所もありました。
既に71年前からスタートしているようです。この企画を考えた人はもうこの世にはいないのでしょう。。



なかなか龍河洞は良かったです。他の三大鍾乳洞と異なり、所々の暗闇にガイドが待ち受けてるのがある意味お化け屋敷ちっくな驚きを感じます。 ちなみに3年前のツーリングで山口の秋芳洞、2年前に仕事で岩手の龍泉洞を見てきたので、ついに今年日本三大鍾乳洞を制覇です。





帰りの国道195号線にて。
この分だとかずら橋のキャンプ場に戻る頃は真っ暗でしょう。



結局、当然の事ですが真っ暗になってからキャンプ場に帰還。
キャンプ場からほど近い秘境の湯で疲れを癒し、大歩危に戻る途中の自動販売機でお酒を購入し宴会。
この付近、夜遅くになるとお酒を買える場所が無くなるので飲む人は注意が必要です。



さて、明日は快晴の予報で楽しみ。
また今年もスーパー林道へ行きましょうか。



走行距離 278.3km



四国3日目に続く



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