■北海道ツーリング2日目(小樽→美深)



◆9/19(土) 天気:雨→曇り




今日はいよいよ北海道上陸。
前日はかなり遅くまで飲んでましたが量はたいした事無いのでスッキリとした目覚め。
まだ暗いうちに小樽港に到着しました。





船内のモニタには現在地や目的地への残り時間表示が出るのですが、
ついに残りゼロ分表示。四輪の後についに二輪も上陸です。





さて・・・荷物をしっかり積まなければ。
新日本海フェリーはこれがちょっと面倒なんですよね。
結構てこずりながらパッキングしてたので時間もかかってしまいました。





ようやく用意完了。
いよいよ3年ぶりの北海道上陸です。
周囲のバイクたちは大半がフェリーを下りてしまったようです。





そして上陸!!



・・・なんだこの天気は?
事前のリサーチだと今日は晴れのはずですが?



まあどうにかなるもんでもないし出発しましょう。

そうそう、昨日ER-6FのTさんやF650のYさんと話してたのですが、
2人とも小樽の「鱗友市場」なるところで朝飯を食べるらしい。
「常識ですよ」と言われたけれど、あまり北海道で食を楽しんでいない自分は知りませんでしたよ。





ってなわけで、外で待っててくれてたER-6FのTさんの案内で鱗友市場へ。
なにやら雨が降ってきましたが構わず突っ込みます。



10分ほどで到着。すると先に向かってたF650のYさん他、フェリーを降りた多くのライダー、ドライバーが店の前で並んでましたよ。
自分たちもとある定食屋さんで並んで時を待つ・・・・





鮭いくら丼が来た!
他のメニューに比べてリーズナブルで手軽に海鮮気分。
ちなみに、バイクで来ると料金5%オフになりました。




うまいです・・・
やはり前日話を聞いておいて正解でした。
1人でのんびりやってたらこんな話も聞けずに真っ直ぐどこかへ向かって走ってましたからね。

今日は美深に移動するだけだし急ぐ旅でもありませんからね。



食後はしばしER-6FのTさんやF650のYさんと話しました。
携帯電話で天気予報を見ていたのですが、ちょっと時間が経てば天気も好転するようですし。





こちらはF650のYさん。
女性ながら自分のバイクよりも大きなバイクを扱っています。
F650は電源供給方式やABS、ダート走行時を想定したABSキャンセルなど多くの機能を持ち合わせていました。
北海道ツーリングの相棒としては羨ましきマシンです。さすがBMW。

Yさん、今日は海岸沿いを北上しサロベツまで向かうようです。





こちらはER-6FのTさん。
自身ER-6Fというバイクは初めて見ましたが、かなりカッコイイですね。
カウルがついてるのも走りやすそうで良いです。
そうそう、PSPをGPSとして使用されているのには驚きました。
そんな使い方ができるなんて知りませんでしたよ・・・

Tさん、今日は札幌で知人に会うようなのでのんびりです。



さて、雨も止んできた事ですし私も自分の旅を開始するとしましょう。
F650のYさんは程なくして出発。
私は途中までER-6FのTさんと札幌に向かって東に進んだ後、
彼と別れ海岸線のR231を北上する事にしました。





さあさあ、いい感じに雨も止んできましたよ。
天気予報では午後から晴れ間も出るかもしれないとの事なので、もう少しの我慢ってとこでしょうか。
レインウェアを着ないで出てきたけど問題無さそうです。



石狩の海岸線をただひたすら北上。
まっすぐな道をのんびり走ります。

すると、前方にF650のYさんを発見。
彼女はまず、増毛にある日本最北の酒蔵に向かうそうです。





ん?
なんだかまた雲行きが怪しくなってきましたよ。
これは何やら危険な感じです・・・

この後、厚田でF650のYさんとはお別れ。
厚田のあたりを少しうろうろしてから再び走行開始です。



しばらく走るとついに雨が・・・・
そろそろレインウェアを着ることにしましょう。

すると、程なくして後ろに1台のバイクが・・・。





たまたまここで一緒になったRC-Vくん。
彼は留萌まで北上して何か食べたいものがあるそうです。

ここでお互いレインウェアを着用です。





せっかくなので自分も撮影してもらいました。
シルバーウィークは全道的に天気がいいはずなんですけどね。
自分の全線くん説がまた浮上してきそうです。



結局留萌のちょっと手前までRC-Vくんと走ってましたが、
だんだん天候が良くなってきたら暑くなってきたので、再度自分だけ休憩。
RC-Vくんともお別れです。





11:00
留萌付近まで問題なく北上してきました。
晴れてきたのでレインウェアを脱いで、ここでちょっと買い物する事にします。
薬品や芋焼酎をゲットしたので、突然の体調不良や酒不足も安心。
さあ、旅を再会しましょう。





海岸線沿いは気持ちよく晴れてきましたよ!
やっと北海道らしさを感じる陽気になってきましたね。
気温も20度近くあるのではないでしょうか。



快適に海岸線を北上していましたが、このまま北上すると最北端コースになってしまいそう。
そろそろ東側の山間部を抜けて美深へ向かいましょう。
コースは道道126→道道742→R239へと抜ける予定。







快適に道道126を東に進んでいたところ、いきなりヘルメットに衝撃が!



「・・・・直撃ッ!」





おーまいがーっ



トンボがチンガードの吸気口に突っ込んできましたよ。
幸い口の中にまでは突っ込んできませんでしたが危ないとこでした。



夏場に比べて秋の北海道、格段に虫の数が少なくなってきてはいます。
しかし相変わらずガシガシぶつかってくる虫たちもいるので要注意。
シールド無しのバイクで走ることなど考えられません。





交通量のほとんど無い道道を気持ちよく走ります。
3年ぶりに来た北海道。変わることなく自分を爽快な気持ちにさせてくれますね。





「幌加内のみなさーん!こんにちはー!」
「水曜どう○しょうでーす!」



カントリーサインを見ると、ついあの番組が頭に浮かんでしまいます。





さて、朱鞠内湖の横を抜けて美深にやってまいりました。
予定では明日林道を走る予定なので、ちょっと国道から逸れたところにあった川沿いのダートを走ってみます。



もう4ヶ月ぶりくらいのダートですが、やはりこの走破感はたまりませんね。
明日は是非晴れて欲しいですね。ちなみにここでは5kmほどダートを楽しんで国道に戻りました。
周回ダートだったので来た道を戻る必要もなし。





14:00

本日はここでキャンプをすることに。
3年前にも1泊した森林公園美深アイランドです。

キャンプ場の使用料200円、隣接する美深温泉(400円)もあるので便利なところです。
何よりいいのが美深歌登大規模林道(道北スーパー林道)へのアクセスの良さ。
明日はいい天気らしいので、ここでのキャンプに決まりでしょう。



さて、のんびりとキャンプ場で過ごしていましたが、
まだまだ時間も早いのでちょっとだけダートでも走りにいきましょうか。

美深の街中を抜けて道道49号に入った頃・・・
急にバイクの挙動が怪しくなってきました。
このリアがぐにゃりとしたような踏ん張りが無いこの感覚・・・・・・まさか!





なんと・・・・ネジがぐっさり刺さってますよ。
やはりパンクしてしまったようですね。

とりあえず美深の街中に戻らなければ。
携帯用ポンプでシュコシュコ空気を入れて出発。
でもすぐに空気も抜けてしまい特に意味なし・・・
パンク修理のセットや予備のチューブはキャンプ場に置いてきてるんですよね。



結局キャンプ場に戻る途中にある美深の警察署に行き、近くのバイク屋さんを聞くことに。
すると、美深の町にはバイク屋さんは無いが南の名寄にはあるとのこと。
約20km南に行けば名寄か・・・ちょっと遠いな。。

とりあえず歩いていける距離の美深の自転車屋さんに行く事に。



美深の自転車屋さん、なんとパンクを修理してくれましたよ。
原理は同じチューブタイヤとはいえ自転車とは違います。
よくぞやってくれました。



ただ、自転車屋さんには「あくまで応急処置だからすぐチューブを交換してもらったほうがいい」と言われ、
結局名寄のバイク屋さんでバイクのチューブ自体を交換してもらいました。



しかし・・・・
いい仕事してますよ自転車屋さん。
パンクを修理してくれたチューブは十分予備チューブとして使えそう。
これはキャンプ場に持ち帰ることにしました。



さて、自分でチューブ交換せずに済んだのですが外はもう真っ暗です。
自分でやったところで同じくらいの時間がかかってしまったのかもしれませんが。
美深に戻ったところで安心して温泉に入りましょう。





ここが美深温泉。
キャンプ場から徒歩1分なのでとても便利。
9月の北海道は初めてですが、夜は一気に冷え込んできます。
こういうときキャンプ場に隣接した温泉は便利です。





今日はもう面倒だったので、温泉のレストランで食べてしまいました。
ビールがうまいですねー。今日は上陸初日からトラブルにびびりましたが、明日もパンクなんてことは無いでしょう。
もう不運も使い尽くしたに違いない。





飯もたらふく食って大満足。
せっかくキャンプ場に来たのに優雅に暖かいとこで時間を過ごしてしまった・・・



さて、キャンプ場に戻って眠りましょう。
北海道の夜は予想以上に寒く、この日も気温一桁台の夜となりました。
バイクもそこそこいましたが、シルバーウィーク突入初日という事もありファミリーキャンパーがほとんど。
しかも、どこでも宴会してる様子も無く静かなものです。

これはさっさと眠ってしまうに限りますね。
明日はこのキャンプ場に荷物を降ろし、美深のスーパー林道などを満喫する予定。
晴れマークの明日には期待せずにいられません。



思わぬパンク被害もありましたが大勢に影響は無し。
3年ぶりの北海道の雄大さに端々で感動した初日でした。
きっと明日は晴天のダートに感動する事でしょう。



走行距離:378.7km



北海道3日目(美深歌登大規模林道)へ続く



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