■北海道ツーリング3日目(美深歌登大規模林道)



◆9/20(日) 天気:晴れ→雨→晴れ


昨日はマシントラブルもありましたが今日は完全復活。
キャンプ場に荷物を置いて林道満喫デーのスタートです。





朝のキャンプ場風景。
3年前は霧に包まれた朝でしたが、今日はしっかり晴れてきました。
朝の雰囲気を楽しみながらのんびり食事とコーヒーを楽しんだところで出発。
目的地は函岳山頂。美深歌登大規模林道(道北スーパー林道)の先にある絶景です。





8:40

さて、国道40号線を南へ。
するとご丁寧に函岳への案内板があるので向かいましょう。





・・・・なんだか雲が多いような気が。
天気予報は晴れマークだた1つだったと思うのですが。
上がってきたテンションもここで少し落ち着いてきましたね。

・・・大丈夫なのか??





そうは言っても日は射しているし暖かい。
今行かずにいつ行くのだ。迷わず進入開始。





ちなみに函岳は歌登側に抜ける途中、加須美峠から分岐した支線の先にあるのです。
その距離27km、もちろんフルダートですよ。





路面はフラット・・・・オフ車じゃなくてもどうにかなるかも。
ちなみに、この付近で写真を撮ってるとキャンプ場で見たアフリカツインが通り抜けていきました。
そして目を疑うマシンが1台・・・・リッターバイクのKATANAです。
荷物満載で峠に向かい走っていきました。





直線はあっという間にかなりのスピードが出てしまいます。
鹿が横から飛び込んできたらアウトだなーと思いスピードを落とします。
そうそう、四輪の進入も多いのでくれぐれも気をつけましょう。





以前来たときはこんな立て札無かったと思います。
関東の林道で6kmというとまあまあ楽しんだ気がしますが、
北海道のダート6kmはあっという間ですね。





さて、美深歌登大規模林道には支線も多く見られます。
本線を走ってる上では特に意識していませんでしたが、ヒグマという存在がふと頭をよぎります。
無論生息圏ではあるのですが、バイクに乗ってれば音にびびって近づいてこないでしょう。
多分・・・





いよいよおかしくなってきましたよ。
完全に雲の中に突入した雰囲気です。
せっかく3年ぶりにやってきたのに・・・晴れ予報なのに・・・





加須美峠にて。
もう17kmもダートを走ってきたことになります。
しかしこの天気では感動もイマイチ。どうやらこの山の付近にだけ雲が集まっているようです。





遠くのほうは厚い雲に覆われていないようで、日本海側をどうにか見渡す事が出来ます。
しかし、徐々に雲が周囲全体を覆い始めました。

これはやばい。早く函岳山頂へと向かわなければ。





加須美峠のT字路を曲がり函岳山頂へ。
しっかし霧がどんどんたちこめてきますね。
ダートは相変わらず走りやすく、ここの付近はオンロード車でも余裕かも。





・・・・完全に霧に包まれた。。

ここで先程のKATANAのライダーに追いつき少し話しました。
まさか山頂に行くのですがと聞かれましたが、もちろん私は向かいますよ。
ここまで来たら、たとえ何も見えない霧の中でも行くしかないのです。
そこにダートがある限り前進あるのみ。





しっかし完全に景色が閉ざされましたね。
霧はやがて雨に変わり、徐々に体が冷たくなってきました。
なんとなく着用の機会を逃したレインウェア・・・何のために持ってきたんだか。
もう今から着ても手遅れな感じなのでそのまま行きます。





9:30

函岳山頂付近のレーダードーム前に到着。
しかしもう景色など望めるわけもありません。
なんでこんなことに・・・・山の天気は予報不可。。

ちなみに2006/8/26の写真はこちら





せっかくなので山頂にやってきましたよ。
レーダードームのすぐ裏が山頂ですがこの風景は・・・
絶景を知っているだけに残念でならないです。

雨に濡れながら何故自分はこんなところに・・・





ちなみに気温は5~6℃くらい。
絶景を求めてやってきたのに、雨に濡れながら1ケタ台の気温の中走り、挙句の果てに何も見えないとはどういうことか。
どんだけMっ気があるというのだ。。



さあ・・・下山しましょう。





あれ?
加須美峠まで下りてきましたが、オホーツク海側は晴れ間も見えます。
日本海側は完全に雲に包まれてるんですけどね。
もう少し待ってみれば雲が流れていくんじゃないか??



でも・・・・10分待っても変化なし。。
諦めて歌登側へ抜けてしまいましょう。

ちなみにこの付近でBMWのバイク2台、セロー1台を見ました。
こんな天気でもみんな絶景を求めて函岳にやってきたんでしょう。





さあ、向かう先は晴れてます!
函岳の景色を諦めてからは逆にすっきりした感じです。
雨は相変わらず降ったり止んだりですが爽快に走り抜けます。
そのうち濡れた服も乾くでしょう。





加須美峠より先は幅員も狭くなり砂利が増えてきます。
オフロードバイクだとこれくらいのほうが楽しいですね。
フラットすぎるダートは気持ちよくスピードが出せるけどちょっと物足りないですからね。

ここでまたさっきのKATANAさんに再会。
追い抜きましたが自分は写真ばかり撮ってるのでまた再会することでしょう。





相変わらず後ろを振り向くとどんよりした天気です。
そしてやはりさっきのKATANAさんが下りてきました。





この天気でも笑顔でサービスしてくれる粋な方ですね。
あの道を下りてくるのは大変だっただろうに、結構いいスピードで走っていましたね。

この後ちょっとKATANAさんと会話。
この雨の中残念だーとか寒いとか、しばしバイクで感じた辛さを共感しました。





KATANAさんに写真を撮ってもらいました。
ここの雨は止んでますが既に全身ずぶ濡れです。
上はジャケットからちょっと浸水した程度ですが下半身はかなり冷え切っております。





KATANAさんとお別れしていよいよダートも終盤。
幅員が一気に広がり快適ダート。3年前はこちら側から進入したので、そろそろ終わりも近いことを思い出しました。





走行中に撮影。
さっきまで少し晴れ間も見えていたのですが、いつの間にか行く先の天気も閉ざされてしまった感じです。
これは悲しい・・・天気予報をまた見ようとして携帯を見ましたが圏外。。
ソフ○バンクめ。





そしてダートも終了。
雨も相変わらず降ったり止んだり。
どうしよう・・・このまま服が乾かない展開は悲惨です。





10:35

道道120号に合流してすぐの場所にパーキングがあったので休憩。
どんよりとした林道を無事走り抜けました。
ついさっきまで雨が降っていた感じですが、どうにか雨は止んでくれたようです。

天気予報を信じ万全の体制で臨んだはずですが、気まぐれな山の天気に完全に翻弄されましたね。
まあ明日も天気は良さそうなので、気長に待って明日再訪すればいいかなって感じです。
予定だと明日は荷物満載で移動するはずなのですが、このダートなら問題無さそうだし。

さて、まだまだ午前中。
今度はピヤシリ峰を越えて名寄や美深方面に戻るかとも考えましたが、
しばらく山の天気はこんな感じで停滞しそう。

4年前に雨で諦め、3年前に時間の関係で諦めた風烈布林道に行きましょうかね。
オホーツク海に抜ければ少しは天気が良くなるかもしれないし。



北海道3日目(風烈布林道)へ続く



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