■北海道ツーリング9日目
◆9/26(土)
ついにこの日が来てしまいました。
今日はいよいよ本州行きのフェリーに乗り北海道を発つ日です。
帰りは太平洋側の航路を選択したため、夕方には苫小牧港に到着していなければなりません。
昨日お世話になったXR230のYさん。
彼は帯広で豚丼を食べに行くとの事。
航路こそ違うものの、私より少し早い時間に苫小牧からフェリーに乗られるようなのでここでお別れです。
昨日はありがとうございました。
さらばYさん。
自分はここでのんびりと出発用意。
もうこの旅でキャンプ道具を使うことは無いため、テントやエアマット、シュラフなどは一気に乾かしてしまいます。
今日はお土産を買ったり移動日にする予定なので、ここまで晴れてくれなくてもいいんですけどやはりいい気分です。
今回の北海道は、今までやってきた4回の中で一番晴天に恵まれたかもしれません。
さて、もう全てのキャンパーが旅立った頃に自分もようやく撤収完了。
だらだらしすぎた感がありますが、苫小牧に向かって走りましょう。
いや、まずは帯広に寄ろう。
定番の六花亭の本店があるのでお土産を買うことにします。
場面は一気に変わって六花亭前。
ここで腹を満たすほど食うのはちょっとハードですが、ちょうど昼時に到着した感じです。
実は、本ページ上部のGPSログにもしっかり残ってますが、街中でものすごい迷って店の周りをぐるぐる回ってしまいました。
毎日山の中にこもってたせいか街に入ると方向感覚が狂います(元々方向音痴ですが)
お土産もいいのですが、小腹が減ったのでパクリ。
気軽に食べることが出来るスペースがあるのが良いですね。
ちなみにこれは「雪こんチーズ」
なかなか上品な甘さです。
こいつはサクサクパイ。
賞味期限3時間なので、お土産にすることは出来ません。
ここでお土産を購入。
嫁さんたちには六花撰やバターサンドを大量購入。
そのほかはちょこちょこ手軽なものを購入して出発です。
あえて走る必要は無かったのですが、
走ったことも無かったのであえて道東自動車道を走ってみたり。
そんなことをしながら苫小牧に向かいます。
十勝清水ICからは国道274号線を西に走ります。
すると後ろから見覚えのあるバイクが・・・・
なんと、朝にお別れしたXR230のYさんではないですか!
思わぬ再会にびっくりしつつ共に西へ。
日勝峠にて少し休憩。
偶然の再会に、Yさんもさすがに驚いたようでした。
ここはずっと一本道の国道だし、このまま2人で苫小牧方面を目指すこととなりました。
この国道274号、ずっと一本道なので回避するルートも無く、
大型車を先頭に流れが悪くなってトロトロ運転・・・・とても眠くなりますね。
ひたすら眠気との戦いでした。今回のツーリングで一番辛い戦いだったかもしれません。
そうそう、Yさんは走行中に写真を撮るのがお上手で、
自分が走行中の写真を撮ってもらえました。
こういうのは記念になりますよね。とりあえずピースサインしてみました。
後ろからも撮ってもらったり。
どうもありがとうございます。
道の駅「樹海ロード日高」で再度休憩。
意外と時間がかかっており既に15時・・・余裕があまりなくなってきました。
でも、あまりにも眠くて心が折れそうになるので休憩するしかありません。
XR230のYさんと少し話し、自分はこの先穂別に寄るので途中でお別れすることになりました。
できれば穂別のメロンをお土産にしたいんですよね。
そして、道道74号線の分岐のところで予告どおりYさんとお別れ。
いっちょ穂別にメロンを買いに行くか・・・と思ったわけですが、
陽の傾き方がやばい感じがしたので、時計と地図とGPSを見比べる。
・・・・北海道マジックが来た。。
地図だとたいした距離が無いように見えますが、実際の距離はかなりあるってことがしばしばあります。北海道の地図って本州のものと縮尺が違ったりするんですよね。
この経路だとフェリー出航に間に合わない可能性も出てきました。
メロンは諦めて再び国道274号へ。
もう本気で苫小牧へ向かわねば・・・・一本道のトロトロ運転にやられきった感じです。
こうなったら高速道路ですよ。
渋滞を回避して道東自動車道→道央自動車道と爆走します。
遅れをここで取り戻しておかなくては。
でも、調子に乗るとこんな目に遭うかもしれないので注意します。
・・・・なんとか暗くなる前に苫小牧に到着。
食事の買出しに寄る時間も十分あったので助かりました。
最後は慌しかったけれど、乗船手続きも済ませたし問題ありません。
さて。
あの夕焼けに向かって走り出したいところですが、
もう帰らなければなりません。バイクは入ってOKとのサインが出ているのでいそいそとエンジンかけます。
走行しながら撮影したのですがずいぶんブレてしまった。。
これで終わりかと思うと本当に寂しいですが、北の大地を後にします。
もう次はいつ来れるか分からないこの寂しさ・・・・
とりあえずやることもないので写真ばっか撮ってます。
ここで待たされて1台ずつ入っていきます。
既に第一陣は30分程前に入っているようですが、寝台の部屋を予約しているので特に急ぐ必要もありません。
拘束されるBAJA。
毎回この光景を見ていると、旅の終わりを感じますね・・・・
さて、乗船しいよいよ自分の寝台に向かったのですが・・・
なんだかおかしいぞ。
自分のところに既に誰かの荷物が置いてあります。
しかも、でっかいオンロードブーツが置いてあるところを見るとライダーのようです。
8人部屋の寝台ですが、この部屋はもうライダーたちで埋め尽くされている感じ。
ライダー部屋なのか!?
自分の寝台のライダーはどこかに出てしまったらしく、もうどうにもなりません。
近くの客に話を聞きましたが、やはり他人らしく行方は知らないようです。
仕方ないのでフロントに向かい事情を説明。
すると、間違ったと思われるライダーも見つからないので他の寝台を割り当ててもらうことに。
それがここ・・・
驚くことに、自分以外の旅客が誰一人いません。
私が思うに、この部屋は何かトラブルがあったときの予備の部屋なのかもしれません。
以前空き状況を確認したときは、シルバーウィーク最後の土曜とあって満室でしたからね。
誰かが居座っててくれたおかげで、逆に快適な旅が出来そうです。
満室のライダー部屋を逃れ8人部屋の寝台を独り占めです。
出航したあとは素直に北海道への未練を断ち、
1人のんびりと買ってきたカップめんを食べます。
その後はビールをきゅーっとやっていい気分。
今までは毎日明日のツーリングが楽しみだったのですが、
フェリーに乗るとツーリングの思い出に浸ると共に、現実の生活もチラついてきます。
明日はいよいよ帰宅です。
北海道10日目へ続く
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