■甲子林道①



◆2009/10/04(日)




鎌房林道と西部林道、そして甲子林道とを繋ぐこの林道三叉路。
いよいよ、ここから悪路として名高い左側の甲子林道へと進入します。





杭には「西部林道終点」と書かれていますが、
右側の西部林道のほうでしょうか。
なんとなく左側の甲子林道方面についてるように見えなくも無いですが気にしません。





うーん・・・狭い。
これはバイク1台の幅ですよ。
四輪車も通れないことも無いですが、確実に離合不可です。





BAJAを入れるとこんな感じ。
出来ればこんな場所での離合は避けたいところ。
しかしこの圧迫感がたまりません。





路面の状態もすこぶる悪いです。
石がごろごろしててバランスを崩すので、自然と停車できる場所も限られてきますね。





再出発するときはリア荷重で。
タイヤが空転しないように走らないとずるっときます。





この狭い林道でも、たまにこんな開放的な場所もあります。
転倒しないようバランスを取りながら一気に抜けてきましたが、
体がどんどん熱くなってきました。

ここでインナーを1枚脱ぎ、長袖シャツ1枚とジャケットという格好に。
水分補給も行いリフレッシュ。





また幅員は一気に狭くなっていきます。
覚悟を決めて再出発しましょう。





かなりごっそりとえぐられた路面です。
元々は右の高さのコンクリ舗装?だったのかも。
最初は右側を走ろうと思いましたが、この高さから左に転倒するとあまり笑えないので中心部を突き進みます。





ここはサイドが激しくえぐられてしまってますね。
岩がごろごろと落ちてきてるだけでなく、先のほうを見ると樹木も流されてしまってますね。





崖の上に登って撮影してみました。
足がズボズボと沈んでいくので登りづらかったですね。

余計な体力を使ってしまった・・・





大きな雲がたくさん浮かんでいるので、
太陽は見えたり隠れたりを繰り返しています。

今日に限ってはこのまま曇ってくれたほうがいいかも。
どんどん暑くなってきて汗だくです。ひたすら登りなので標高もだいぶ上げてきてると思うんですけどね。





ここらへんは崩落路面になりつつありますね。
地面が砂地っぽくなってきていますが、写真右側からのさらさらした土が流れてきているのでしょう。





そしてまた藪の中の区間です。
四輪車との離合はもう無理っぽい気がします。
こでじゃあバイク同士の離合ですら困りますよね・・・・





熱と路面状況の悪さで一気に体力を奪われましたが、ここでまた休憩。

シールドつきオフロードヘルメットを使っていますが、
息苦しいので林道ではシールド全開でゴーグルをつけて走っている私です。

しかし、ついにゴーグルも曇ってきたので外してシールド全開で走ることに。
虫がたくさん飛んでいるので目に突っ込んでこないことを祈ります。





周囲の景色はとても爽やか。
自分もかなり爽やかに汗をかいています。
この時期だからまだいいと思いますが、夏場はもっとたまらない暑さになるでしょう。
水分補給は必須です。





大きな石ころだけでなく、徐々に岩がむき出しの路面へと変化しています。
お尻に感じる振動もなかなかのもの。帰りは”ぢ”にでもならないか少々心配になってきます。





ではまた一汗かきましょう。
またも視界の開けない藪区間を走ります。
地面は相変わらずかなりゴロゴロしているので、このようにちょっと路面が落ち着いたっぽい場所で写真を撮ります。

実はもっと激しい区間がたくさんあるのですが、
写真を撮る間もなく一気にラインを判断して走り抜けています。
一度停まったらリスタート困難な区間がかなり多いです。





こんな開けた場所でだけ、安心してバイクを降りて撮影することが出来ます。
一度停まると面倒な場所も多いし、バイクが停まってたら確実に対向車にキレられる区間も多いですからね。
今日は対向車を全く見ていませんが、やはり危ないし何かあってからでは遅いです。





さあ、もうひとがんばりで休憩しましょう。
地面からの衝撃がモロに伝わってきますが、我慢してテンポよく走り抜けます。





そして一気に登りつめてやってきたこの場所。
鎌房山のやや南西にある地点です。
事前に調べた情報だと、ここまでが甲子林道、ここから先が林道甲子線と微妙に名称が変わるそうです。

それにしても暑い。
10月に標高1,400mの場所にいるのにとにかく暑い。
気温は15度くらいなんですけど、それだけ体を使って登ってきたってところでしょうか。

この先は少し走りやすい区間が続くようなので、
のんびりクールダウンしながら走れるといいのですが。



甲子林道②へ続く



INDEX