■甲子林道②



◆2009/10/04(日)




さて、気温が高いのかはぁはぁしてたからかは分かりませんが、
暑さにやられながら悪路の甲子林道を登りつめました。
ここからは林道甲子線へと名称が変わります。





先ほどの看板があった辺り。
ふと下を見ると落ちていたのがこの杭です。
かすかに林道甲子線と書かれているのが分かりますね。
ここからはまったりと峠区間を走ることにしましょう。





おっと・・・
いきなり四駆の姿が見受けられます。

路面の状況を考えると、先ほど走った鎌房林道側から登ってきたとは思えません。
ドライバーは見つかりませんでしたが、恐らく私がこれから走る林道甲子線から来られたのでしょう。
ひとまず四輪の姿を見たのでこの先の路面状況は安心できそう。





幅員は狭いかもしれませんが、明らかに今まで走ってきた甲子林道よりも快適な路面。
悪路を登りつめて暑くなった体もここでクールダウン。





そしてやってきたのが赤土のトラバース区間。
開放感あふれる区間を気持ちよく流します。

この赤土は少々締まりが無さそうな路面なので、
頻繁に崩落などを繰り返していそうですね。
写真の区間も、斜面がかなり崩されてこの形になったことがうかがえます。





やはりこの赤土は水はけも良くないのでしょうか。
陽に当たっている場所でも水溜りが残っています。





まだ10月のはじめですが、この付近は既に紅葉が始まっていますね。
林道甲子線、廃道化しているとの予想とは裏腹にかなり爽やかな林道です。





しかし、油断すると危なそうな場所もありますね。
この箇所はちょっとした崩落で大きな岩が一気に落ちてくるかもしれないデストラップです。
石ころを踏みしめながら崩落路面の上を通過します。





ここも印象的。
崩落と共に樹木も流されてきています。
しかし全く問題なし。絶えずなんとか四輪が走れるくらいの幅があるように感じますが、
この廃道化しつつあると噂の林道を整備しているのでしょうか?





さて、この広場でちょっと休憩。
GPSで確認する限りそろそろダートも終了のようですね。
ここでジャケットを脱いでしばしのんびり。





そうそう、ここではCRMとWRに乗られている地元ライダーとの出会いも。
私が朝に神奈川県を出発して300km近くの道のりを走ってきた事に驚いていました。
しかし、早起きさえ出来れば特に問題のない距離です。





程なくして林道区間の終了。
この広場は登山道へのアクセスとなるため駐車場と化しているようです。
私は写真左奥からやってきたのですが、土が盛られていて簡易車止めの処置がなされていましたね。





その先は舗装路となり、1,400m前後の高度から一気に下りていきます。
色づきはじめた紅葉が綺麗です。2週間後には更に美しい景色が広がっていることでしょう。





この舗装路は登山者しか使っていないのでしょう。
ど真ん中はかなり苔むしているので注意です。
以前、こんな舗装路で同行していたライダーがつるっと転倒した瞬間を見たことがあります。





そしてここでぐっと幅員が広がります。
こちら側は通行止めとか通行不能とかえらい書かれていますね・・・
反対側には何も規制するものが無かったのですが。。。



この先へ進むとすぐ、国道289号の現道に合流です。
数年前に甲子トンネルが開通してからはほとんど使われなくなったルートではありますが、
それ以前は私が走ってきた鎌房林道~甲子林道を経由して甲子峠を越えた四輪車もいたことでしょう。
今は本気の小型四駆でなければここを抜けるのは困難ではないでしょうか。
甲子林道の鎌房側は、落ちたら死ぬ区間こそほとんどありませんでしたがあの悪路はとても印象的でした。



さて、このままの勢いで甲子林道を超えると噂される多々石林道へのアクセスも考えましたが、
そこを抜けるとエネルギーを使い果たしてしまいそうなので、爽やかな林道に行くことにします。
機会があれば、他のタイミングで多々石林道を走りたいところです。



田代山林道へ続く



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