■北海道ツーリング2006(6日目)



◆8/24(木) 天気:曇り時々雨


GPSによる走行ログはこちら → クリック
日記と合わせてご覧ください。



昨日は飲みすぎ食べすぎでどうなることかと思いましたが、
朝8時ごろにはのんびり起きることが出来ました。
昨夜は激しい雨音で何度か目が覚めたけど、今日はどうかな?外がなんとなく明るそうなのが気になりますね。

ただ、テントを出る前にすることが。
エアマットをひっくり返すと、エアマットの裏がずぶぬれ・・・。

このテント・・・ついに浸水してきました。
テント底部の縫い目からじわーっと来るようですね。
実はテントの側面には全て春に防水剤つけたんですけど、テント底部を塗る前に防水剤が無くなってしまって・・・
ぜんぜん処理してなかったんですよね。

やっぱり底はしっかりと塗っておくべきでした。
とりあえず雑巾で拭いたらそれ以上の浸水はなさそうなのでOK。
それではテントを出ましょう・・・・さて、今日天気はどうかな??





おお・・・決して晴れてはいないもの、一部青空も見えます。
この天気ならツーリングをする分には全く問題なさそうです。
これはもう出かけるしかないでしょう。

用意をしていると、昨日の姫路のドラッグスターさんも出発されるよう。
私も一緒に出ようとしたのですが、エンジンがなかなかかからなくなってしまい先に行ってもらいました。

そういえば今日はサイドバッグ外してるので、キックスタート可能です。
今まではサイドバッグが邪魔でキックできなかったんですよね。
現行のXR250はセルスタートが標準なのでいいといえばいいんですけどね。

何度かキックして無事エンジンはかかったのですが・・・
ふとシガーソケットを見ると、見た目大変なことになってます。



水が溜まってちゃぷんちゃぷんしてやがる・・・・



昨夜蓋をするのを忘れてしまい、その状態で雨が降ったためにこんなことになってしまったようです。
さすがにこれじゃもうダメでしょうね。でもとりあえずソケットを抜き出しひっくり返して水を全部抜きます。
中に残った水をティッシュで拭き取り、一応GPSのプラグを挿してみます・・・



おお・・・・奇跡だ。

シガーソケット恐るべしです。
内部に溜まった水は緑色の液体が混ざってたので、間違いなく何かが溶け出してる感じだったんですけどね。
ショートせず使えるなんてちょっとびっくり。

それでもしっかり気をつけなければ。
今日からは蓋のし忘れに注意です。





さて出発。
最初の目的地はパンケニコロベツ林道。
自動車レースでは私が一番好きなWRC・・・ここ数年は日本でも十勝で開催されることになり、
そのWRC十勝のコースのひとつとなっているのがそのパンケニコロベツ林道なのです。
二輪も四輪もそうですが、やはりオンロードコースよりもオフロードコースのほうが私にはエキサイティングに感じます。



ちなみにこの写真、昨日の雨走行で濡れたグローブを乾かしながら走っています。
一応雨用のゴアテックスグローブも持ってきているんですけどね。
出すのが面倒なので、まあ手が濡れてもいいやって感じで使ってませんでした。





ん?
ふと見ると、グローブの左手中指の辺りにモンキチョウが止まってました。
60km/hくらいのスピードではぜんぜん飛んでいく気配がありませんね。
卵を産みつけられたら困りますが、グローブに卵を産む蝶など聞いたことが無いので放置。
しばらくすると不意に飛び立っていきました。





国道274号沿い、道の駅「瓜幕」にて。
立派な馬が一頭、しっぽをぶんぶん振り回しながら草を食べてます。
・・・とりあえず、XRのエンジンを止めて近づいてみることに。





馬と鉄馬。



いや・・・それだけです。
XRも今日は全ての荷物を下ろしているので、とってもアクティブな感じです。
私自身は予備チューブやら工具を背負ってるので結構重いんですけどね。。





その後もしばらく走り、目的地のパンケニコロベツ林道へやってきました。
しっかりと立て札が立ってるので迷いにくいです。





入ってみるとスーパーフラットダート。
さすが、WRCで四輪が走るような林道です。
コーナーも高速で曲がれるものが多いです。WRCではドリフトしながら走ってましたもんね。

私も対向車が来ないことを確認できるコーナーでは、リーンアウト走行で高速コーナーに侵入。
リアタイヤをを横に滑らせながら曲がります。
荷物無しのXRは軽い軽い。多少バランスを崩しても気持ちよく曲がってくれます。

でも、やっぱりオフロード装備をしないで突っ込むのは怖いですね。
攻めるとなんだか嫌な予感がしたので、その後はのんびり走ります。

でも、滑らせるつもりが無くてもリアはかなり流れます。
オンロードもかなり走ってるのでタイヤがすり減ってますね・・・しかも空気圧を落とさないで走ってるので食いつきが悪いです。
滑らせるのも楽しいですけど・・・





「ここから林道」看板を発見・・・
ここまでは林道じゃなかったってことなのか?
さっきも林道入口看板があったのに謎です。





今まで見て見ぬふりをしてたんですけど・・・
実は川がエライことになってます。色もかなり濁ってて濁流と言っても過言ではありません。
最近この辺りずっと雨が降り続いてたみたいですからね。
橋にも流木が溜まってるし、この先の道のりがちょっと不安です。





・・・右側の斜面から水が流れてきて川のようになってます。
走ってみるとタイヤが1/4ほど沈んでびっくり。見た目より深いです。





いよいよやばくなってきました。
水位高すぎ、勢い良すぎ。写真で水面付近がもわぁってなってるのが分かりますか?
水しぶき上がってます。





落石注意看板、なかなか適切ですね。
ど真ん中にタイヤ大の岩が転がってます。
ふと法面の上を見ると、いつでもスタンバイOKだぜ・・・落ちてやろうか?って感じの岩がいっぱい。
写真を撮った後は速やかに先へ進みます。



このすぐ先で、重機で作業する工事業者に出会いました。
この先の道が通れるかを聞いたところ、車じゃ絶対無理、そのバイクでもさすがに無理・・と言われました。
どうやら土砂崩れで先へ進めなくなっているようです。



それは残念・・・・
でも、どうせだからその状況を見てみたい旨を話すと、道を空けてくれました。
ま、見れば分かるよ・・・と言われました。確かに自分の目で見ないと分からない。





・・・確かに土砂崩れです。
ちょっと危険な気がしたので、試しに足を踏み入れてみるとズボズボ沈みます。
ここは勢いよく行かないとはまりそうですね。

でも・・・これならこの装備でも行けるんじゃないか?





勢いをつけて一気に走り抜けました。
泥が跳ねまくって後のほうがエライことになってますが気にしません。
でも思った以上に沈んでびっくりでした。オフロード装備無しではちょっと怖いかも。





その後も似たような土砂崩れ箇所を越えましたが、どんどん泥ヌタ度が酷くなってきます。
これが5箇所目の土砂崩れ越えだったかな・・・なにやらまだ四輪の轍があるので構わず進んだんですけど・・・途中で泥にはまり失速→停止。
仕方ないので最終手段。泥の中に両足突っ込んでお尻にも体重をかけます。
リアがかなり空転しつつも、泥を巻き上げ何とか突破しました。



しかし・・・・





最悪です。
この深さまで泥にはまりました。
ジーンズの膝下が泥まみれ・・・靴の中にも泥水が浸水しました。

しかも・・・なんか異様に臭いです。
あまりにも強烈でただの泥の臭いとは思えません
こんな臭いを嗅いだのは動物園以来かもしれません。
ここで一気に戦意喪失。どうせこの先も土砂崩れだらけだろうし、今まで来た道を戻ることにします。



さっきの工事現場に戻ります。
WRCが9月初めには開催されるので、それまでには林道の崩壊箇所を全て直さなきゃいけない・・・
忙しそうに重機を動かしてるおじさんがいます。

結局、行けそうだったけど臭くなったので諦めた旨をおじさんに話しました。
こんな臭い思いをしたのは初めてなんですけど・・・と話すと、ここでこんな臭い出すのはクマしかいないと教えられる。
確かに、鹿のフンはもっとコロコロしてますもんね。臭かったイメージも無いし。

それにしても・・・・2mくらい距離離れてるのにこの臭い分かっちゃうんですね。
だんだん鬱になってきました。このまま臭いを嗅ぎながら林道を戻るだけでもげんなりですが、精神的ダメージもでかいです。
いい歳した大人がウ○コ踏んでるんですよ・・・しかもブーツの中にまでウ○コ交じりの泥が・・・情けない。

その後も、途中の綺麗な水溜りにはあえて足を突っ込んだりしてウ○コ混じりの泥を落としにかかりましたが、臭いぜんぜん取れず。
このままじゃ人前に出れませんね・・・・どうしたものか。

とりあえず、一番いいのは林道の先にあるヌプントムラウシ温泉に行くことなんですよね。
その無料温泉に行けば、恐らく川の水も流れてるでしょう。
川に足を突っ込んでとにかく汚れを落としたいです。
でも、林道がつぶれてりゃどうしようもない・・・とりあえずパンケニコロベツ林道を起点まで戻り、並行して走るペンケニコロベツ林道へ行くことにしましょう。
そちらからもヌプントムラウシ温泉には行けるのです。





ペンケニコロベツ林道はなかなか良好。
こっちからなら40km以上ダートを走った先にあるヌプントムラウシ温泉へ行けるかも。
若干パンケよりもペンケのほうが幅員狭い感じです・・・でもこっちもWRCのレース会場なんですけどね。

しかし・・・しばらく進むとまた工事業者が。。
話を聞くと、この先通行止めで路面も崩壊してるし、行っても意味ないし危ないから帰れとのこと。


がっくし・・・ペンケの林道も起点に戻ります。





でも、せっかくなので写真だけは撮ってきました。
さっきの工事業者に話すと、周囲の林道は全てつぶれているので諦めたほうがいいよ・・とのこと。
この周囲の林道を走るために雨の中数日間ずっとキャンプを張ってたのに・・・こんなウ○コまみれになってるのに・・・残念。



しかし、ヌプントムラウシ温泉への道が唯一残されてました。
林道ではなく舗装された道道ですが、50kmほど迂回すれば行ける模様。
もうここまで来れば意地です・・・・行ってやる。





とかいいつつ、途中にあるオソウシ温泉にも向かおうとしましたが、そちらの林道も通行止め。
やっぱ路面崩壊らしいです・・・・ほんと軒並み全滅ですね。
こんなんじゃヌプントムラウシ温泉もだめなんじゃないのか?
不安になりつつも山奥へ走ります。





しかし臭い・・・この臭いはどうにかならないものか。
途中にあった岩松ダムの駐車場で休憩です。
僅かだけど陽が出たりもしてるので、この臭さも乾けば少しはマシになるんじゃないのか?って思ったんですよね。





靴と靴下を脱ぎ、裸足になってのんびり休憩。
本当はジーンズも脱ぎたかったのですが、ダムの駐車場でパンツ一丁はちょっと危険です。
通行する車両に変態だと思われたくはありません。





・・・茶でも飲むか。
北海道シェアナンバー1のコンビニ「セイコーマート」で買ったオリジナル製品のお茶です。
爽美風茶・・・間違いなくパクってやがる。



お茶を飲んだらお腹も空いたので、同じくセイコマ(道産子たちはこう略す)で買ってきたおむすびとサンドイッチを食べます。
本当は林道の景色がいいところでクマに怯えながら食べるつもりだったんですけどね。
今はジーンズからクマのウ○コの臭い出しながら食べてます。

気を抜くと臭いをまともに食らってウップス・・・でもお腹も空いたので気合で食べます。
昼も気づいたら軽く過ぎてましたからね。





少しは乾いてきました。
臭いも、乾いたことにより若干マシになった気がします。
・・・自分がこの獣の臭いに慣れただけかもしれませんけど。

しかし・・・・こんな状態で座ってるだけでやはり目立つようです。
たまに通りかかる車にはじろじろ見られます。
でもバイク乗り(特にオフロードバイク)の人は、こんな情けない自分にピースしてくれるんですよね。。
ちょっと元気が出ます。





XRの足回り・・・こちらは完全に乾きました。
不思議なことに、こいつからは全然臭さを感じないんですよね。
たまたま足を突っ込んだとこにクマのウ○コがあったのか・・・はたまた既に自分の嗅覚がおかしくなってるのか?
もうどうでもいい話です。





やっぱ足元が臭いけど、装備を整え再び走ります。
ちなみにここがヌプントムラウシ温泉の分岐。
この曙橋を右に曲がれば無料のヌプントムラウシ温泉へのダート。
まっすぐ進むと、国民宿舎があるトムラウシ温泉へのダートです。

もちろん右へ曲がります。
さっさと自分の足回りを洗わねばなりません。





・・・何ということだ。
まだクマの臭いを撒き散らしながら私に走れと?



ヌプントムラウシ温泉、路面消失のため通行止。



呆然としつつ、最後に残されたトムラウシ温泉へ向かいます。
しかし、そこは国民宿舎・・・・泥だらけで臭いけど入っちゃっていいんですか?

でももう選択の余地無し。
曙橋へ戻りトムラウシ温泉へ向かいます。





道道718号忠別清水線・・・途中から砂利ダートに変わります。
何故かここで頭の中の糸が数本切れ、砂利ダート10kmを大暴走。
途中にいた札幌わナンバーのレンタカーを抜きます。
リアタイヤのすべり具合も今まで無いほどですが問答無用。
更に先を走る帯広ナンバーのパジェロも抜きます・・・・

今思うと、自分なんてことしてたんでしょう・・・
林道はオフロードコースじゃないんです。
他の人たちがびっくりするような走りはしちゃいけません。
何かにとり憑かれたように暴走してしまった自分に反省です。





林道のどん詰まり。
トムラウシ温泉がある国民宿舎へ到着。
途中から激しく雨が降り、今日もびしょ濡れですが途中レインウェアを着ることはありませんでした。
クマ臭くなった自分にとっては恵みの雨ですからね。

でも、ずぶ濡れになってもまだ臭い・・・・
クマのウ○コは侮れないです。





入浴料500円だったかな?を払い恐々温泉へ。
フロントの人は私の姿を見て怪訝そうな顔をしてましたが、何か言われる前に風呂へ向かいます。
それにしても、なかなか立派なエゾジカの剥製ですね。
林道内ではもう何度も鹿を見てますが、ここまで角が立派な鹿は見ませんでした。





風呂ののれん前にも剥製が・・・・
さすが剥製リアルです。つくとこしっかりついてますから・・・・ってどこ見てんだ自分。



風呂に入ると自分以外に客は無し。
これはチャンスとばかりにデジカメを持参して温泉内の写真を撮ることに。





これが内湯。
洗い場もかなり多くお風呂も広いです。
こんな空間を独り占めなんて、さすが山奥トムラウシ。
感動です・・・・冷え切った体を洗いクマのウ○コ臭くなった脚を綺麗にします。

かなり気持ちいいです・・・500円払ってもこの温泉なら全然損は無いです。





そして露天風呂へ。
柵の向こうから女性たちの声が聞こえるのでちょっと緊張。
この国民宿舎の宿泊者かもしれませんね。さっき抜いた車両たちはまだ到着していないだろうし。

今この瞬間デジカメを持っている自分は非常に怪しいです。
全裸でデジカメをもって露天風呂をうろついてる男・・・何の言い訳も出来ないではないか。

手早く露天風呂の写真を撮って、デジカメを脱衣場に持ち帰ります。
しかし、このこそこそした行動を誰かに見られたらそれこそ致命的なのではないか??



まあいいか・・・もし捕まったらデジカメの中身を見せてやればいい。
女性の裸じゃなく林道内の写真しかないですからね。
でも、裸足で靴下とかを乾かしてる写真を見られたら・・・それはそれでドン引きかもしれません。



温まった後、脱衣場の水場でこっそりジーンズと靴下洗いました。
ごめんなさい・・・。

そして一仕事終えた後湯冷めしたのでまた温泉に戻りました・・・重ね重ねすいません。。





それでも完全に臭いは取れませんでしたが、意識しない限り大丈夫な雰囲気。
帰りも雨が降ってましたが、レインウェアは上しか着てません。
もうジーンズも靴下も靴もずぶ濡れですからね。



写真を撮ったあたりはかなりのフラットダート。
これならオンロードバイクでも全然問題なく走れます。
途中かなり砂利深いとこはありますけど、がんばって走ってるアメリカンバイクとすれ違いました。



夕方キャンプ場に到着。
昨日から泊まってた名古屋ナンバーのセローさんとしばらくお話して、
後で飲みましょうか・・・って話になったんですけど、さすがに今日は疲れたので彼のとこには行くのやめました。
特に今日は、えんがちょ~による精神的なダメージがでかいです。

テントに戻ってからはジーンズや靴下を干し、上下レインウェアでサンダルを履いて銭湯へ。
これしか無いので、危ないとか言わずに見逃してください・・・寝るときくらい綺麗なままでいたいです。



携帯電話で見た天気予報だと明日は待ちに待った晴れ!
それだけを希望に眠りにつきます・・・・。



走行距離:220km



5日目へ     7日目へ     INDEX