■北海道ツーリング2006(7日目)



◆8/25(金) 天気:晴れ


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昨夜は遅くまで雨が降ってました。
でも、目覚めるとテントの中が異様に明るい・・・そして既に暖かい。
これは・・・・まさか・・・・・





待ちに待った快晴!!



朝日がまぶしくて気持ちいいです。
私は今日まで7日間・・・北海道でこんな気持ち良さを味わえるのをずっと待ってました。
もう最高の気分です。今までがずっと曇りか雨だっただけに喜びも人一倍。
日光って・・・こんなに気持ちの良いもんだったんですね。



昨日走って、もうこの周辺の林道が全て走行不可なのは分かりました。
なので、今日は3日ぶりに移動することにします。
どこへ行こうか思案してると、昨日の名古屋ナンバーのセローさんが。
彼は確か今日は道北のほうに移動するとか言ってましたね。

彼と一緒に行動するつもりはありませんが、自分も道北に行こうって気分になりました。
上士幌からそのまま北上すると三国峠や層雲峡を越え、上川方面に抜けられるのです。
晴れた空の下で気持ちよくツーリングを楽しみます。

もう、今日の宿の予定も立てました。
昨年泊まろうとしたけど機会が無くてやめた、美深の「森林公園びふかアイランド」に。
温泉と道の駅が隣接していて結構便利そうなキャンプ場です。

そして何よりも重要なのが・・・・ 近くに「美深歌登大規模林道」(通称:道北スーパー林道)があるんです。
途中から通行止めっていう情報は入ってますが、それでもロングダートを走るには十分な距離。
迷うことは無いはずだ・・・・晴れ空と共に気分もどんどん盛り上がってきました。





さて・・・・濡れたテントを乾かします。
夜まで雨が降ってたせいでテントは濡れてましたが、この強い日差しで一気に乾いていきます。
写真は、表面が乾いたのでテントの底を乾かしているものです。
ここからテント内に浸水したんですよね。





これが、本来の姿を取り戻した上士幌航空公園キャンプ場です。
美しい・・・・青空と芝生と樹木のコントラストが目に焼きつきます。



テントを乾かしつつ、ジーンズや靴も隣で天日干し。
そしてのんびりお湯を沸かして朝食とコーヒー。
こんな優雅な朝をずっと待ってました。

朝食を終える頃には、昨日あれだけ濡れてたジーンズや靴も、あっという間に乾いてしまいました。
もちろんテントもサラサラ・・・手早く出発の用意をします。
昨日までの雨でチェーンもカラカラになってしまったので、XRにチェーンオイルも挿して準備万端。

一応セローさんにご挨拶でもしておこうと今日の予定を話すと、なんとセローさんも美深のキャンプ場に向かうそうです。
じゃあ今夜も一緒ですね~とか話しつつ、もちろん自分は気ままに単独行動。





出発寸前、青森ナンバーのBMWに乗るライダーさんたちに写真を撮ってもらいました。
自分、気分上々で今までに無いくらいいい笑みを浮かべてます。



ちなみに、リアボックスにつけた旗は3本。
道南のホクレンで給油時に入手した黄旗、HONDAのバイク店で入手した赤旗、そして道東のホクレンで給油時に入手した緑旗です。
あとは道北のホクレンで給油すれば青旗・・・・コンプリートまであと1本。

一部のライダーはこれが恥ずかしいと言う人もいますが、
私はこれつけるの好きですよ。旅をしてる雰囲気を味わうにはとても良いです。
北海道ツーリングのライダーは7割方旗をつけてる気がします。





それでは出発!
まずは2日前のリベンジ!ナイタイ高原へ向かいます。

このまま十勝平野の絶景を想像だけで終わらせるわけには行かない。





すごい空が青い・・・・
ナイタイ高原の道路ってこんなに気持ちよかったのか。
2日前とは違う意味で夢のような景色です。





綺麗だ・・・・こんなにすごかったとは。
もう感無量です。2日前とはこんなに雰囲気違います。
幸せの絶頂・・・毎日晴れていたらきっとここまでの歓喜に包まれることは無かったでしょう。





そばに大宮ナンバーのセローさんがいたので、撮影してもらいました。
彼女、そういえばキャンプ場で見たかも・・・自分が出発する直前に出た方です。
やはり、この天気でナイタイ高原に来ない手は無いと考えたようですね。

いい感じに逆光ですが、素晴らしいですねこの景色。
十勝平野・・・・めちゃくちゃだだっ広いです。





地平線が見える雄大な景色。
馬が二頭、向かい合ってもさもさ草を食べている姿がかわいいです。



いきなりお腹いっぱいになるほどの素晴らしい景色を見れて本当に感動しました。
もう少しここにいようと思ったけど、観光バスからわらわらーっと人が下りてきたので先へ行こう。
今日はどこに行っても気持ちよさそうだし、見所いっぱいなはずです。



三国峠に向かい国道273号を北上。
糠平ダムに到着しました。
このダム、国道沿いを走るとあっという間に通過してしまうのですが・・・
糠平大橋を渡らずにあえて旧道を走るとこの場所に辿りつけます。
北海道の廃道へ1人で乗り込むのはちょっと勇気がいるので、今回はせめて旧道、林道レベルの道は楽しんでおきたかったのです。





穏やかな糠平湖の水面に山が映りこみ、とても静かな気持ちになれます。
こっちは旧道なので車両もあまり通りませんからね。





ヒグマ出没の看板がありますが、もう毎度のことなので気にしません。
来るときは来る・・・その時はその時です。
これは糠平湖の反対側に出る林道。この先にはタウシュベツ川橋梁という、水位が高くなると水没してしまう橋があるのです。
後の話の種とするため、林道走っていきましょう。





5月にヒグマ出没ですか・・・
まあ、きっと大丈夫でしょう。





林道内部は快適。
っていっても、オフロードバイクだから快適なんですけどね。
途中でこわごわ走ってるオンロードバイクを交わして先へ進みます。
大型オンロードバイクで来るのは大変ですね・・・やはり北海道にはオフロードバイクが良く似合う。





ここから先は徒歩で。
ぐっちょりとした地面ですが先へ進みます。まだ見ぬ景色にドキドキ。





・・・・・・橋はどこ?
周りを見渡しても何もありません。
あるのはただ穏やかに水面をたたえる糠平湖。
優しい湖ですね・・・って、そんな話でまとめるわけにはいかないです。



どうやら、最近の豪雨や長雨で完全に水没してしまったようですね。
無念です・・・仕方ないのでイメージ映像 で我慢しましょう。





林道を戻り、三国峠方面へ北上したところにこの林道があります。
この音更川本流林道を走ると、その先に温泉があるのです!
オフロードバイクの特権・・・行くしかあるまい





11.2km先には無料で入れる岩間温泉があるんです。
とっても楽しみ。大自然独り占めできるかな?





このあたりはフラットですが、道はちょっとした砂利ダート
リアタイヤがかなり減ってるせいか、発進時にとても丁寧にアクセル開けないと、一気にリアが流れて大暴れします。
荷物満載で足つきもべったりなので全然問題ないけれど。

それよりも・・・道内全ての林道において言えることですが、やはり熊が怖い。
そうそう出てくるわけではないと思いますが、道内の林道ライダーは結構目撃してるみたいなんですよね。
ちょっと怖いので、ブラインドコーナーではクラクション鳴らしたり停車前には無駄に空ぶかししてから写真を撮ったり





途中で音更川を眺めてみましたが・・・
川の水は既に綺麗になってるものの、豪雨の傷跡が残ってる感じです。
こっちも結構降ってたのかもしれませんね。





さて、もう少しで岩間温泉だと思うんですけど、最後にこの沢渡りが控えています。
ここで靴を脱ぎ捨てサンダルを履いて、試しに入ってみたけど・・・
川底は大きな石がゴロゴロしてるし、一番深いところでは膝上までずぼっといきます。
せっかく捲り上げたジーンズも少し濡れてしまうし、流れもかなり急。
少し思案した結果、XRはここに置いていくことにしました。
荷物が無ければ迷わずチャレンジするんですけど、今日は全ての荷物を積んできたので諦めます。





地図にも、熊がかなり出没する地域だと書いてあるのでちょっと徒歩は不安です。
大声で歌でも歌いながら先に進みます。なにかクマにちなんだ歌を歌おうと思ったんですけど、
出てきた歌は「ある~ひっ♪ 森の~なか~♪ くまさんに~♪」



・・・・これ以上歌うのは危険です。

そんな出会いは求めていないので、違う歌を熱唱したりして歩きます。





岩間温泉だ!

歩くこと5分くらいで見えてきたのは良かったです。
一人でとぼとぼ歩くのはちょっと不安でしたからね。





どうやらこの橋?を渡って温泉に行くそうです。
もう1つ沢渡りがあるんですけど、あっちのほうが面白そうなのであの丸太を渡ることに。





細い・・・
高さ2mくらいはあるので、落ちたら怪我しそうですね。
恐る恐る渡ります。





・・・・ん?
丸太の向こうからイモリみたいなのが近づいてきます。
踏みつけないように注意です。でもこうやって立ち止まるとバランス崩しそうになっちゃいます。





ついに露天に到着。
一応脱衣小屋のようなついたてがありますが、誰もいないのでそんなものは関係ありません。
その場で服を脱ぎ浸かります。

ふう・・・・とても気持ちいいです。
大自然の中に1人。綺麗な川を見ながら入る温泉は格別です。
湯温は自分にとってはちょうどいいくらいですね。
鳥のさえずりもいい雰囲気を醸し出してます。





もうひとつ、奥に乳白色の温泉があるのですが・・・
こっちはちょっと熱かったのでさっさと撤収。
手前の露天がやっぱり最高でしたね。

温泉でセルフ撮影した写真があるのですが、
ネット上に載せるには危険なものが多く断念。





温まった後は来た道を戻ります。
写真左上にぽつんとあるXR・・・さっさと川を渡って戻りましょう。

温泉から戻る時に気付いたのですが、財布や貴重品が入ったリュックをそのまま置いてきちゃったんですよね。
よく考えたら、下見と称して川に行って、そのまま温泉に向かって歩き出したんでした。

幸い戻ると荷物は全て無事。
誰もこなくてよかったです。





林道を戻り、国道273号をまた三国峠へ。
白樺並木が綺麗です。真っ直ぐで何も無い道をのんびり走ります。
この写真には対向車にチャリダー写ってますけどね。





途中何度か見てますが、こんな標識も。
そういえば、目の前を走ってたバイクが鹿に突撃された瞬間を見たって言うライダーもいます。
昼間はそんな出てこないからいいですけど、夕方とかほんと怖いですね。
林道ではもう何度も鹿と遭遇してるけど、オンロードでスピード出してる時にぶつかったら・・・怪我どころじゃすまないです。





もう少しで三国峠。
松見大橋から見える景色は最高です。





上から見るとこんな感じ。
・・・・もの凄いところに橋を架けてますね。





三国峠に到着。
景色を撮っていたら「写真撮りましょうか?」と言ってくれた方がいたのでお願いしました。
十勝支庁、上川支庁、網走支庁の支庁境にあるので三国峠だそうです。
ちなみに北海道は14の支庁に分けられていて、札幌がある石狩支庁以外は「県」になり得る人口がいないらしく、全てまとまった形で「北海道」という自治体が存在する・・・・とまあそんなスタイルらしいです。





三国峠を越えて層雲峡へやってきました。
この付近は、ずっとこんな断崖に囲まれた場所を走っています。
それにしても・・・改めてみるとXRずいぶん汚くなりましたね。
すれ違うどのバイクよりも汚れている気がします。
素敵な感じですけど、この汚れ具合のよさを分かってくれる方はあまりいません。





子供だったら何してもいいのか?って感じの丸出し少年です。
ちょっとしたカフェのようなものがあったので、上川の町に入る前に休憩しました。





上川町ラーメンマップを見ながらシュークリームを食べます。
80円でこの大きさは嬉しいです。

遅い昼食は上川ラーメンにしよう。
近くにある旭川と一緒くたにされやすいですが「日本一のラーメン」を自称する上川で食べてみるのも悪くないです。





選んだのは「あさひ」というラーメン屋さん。
上川の町の中にぽつりと目立ってたので入ってみることに。





メニューをどうしようか考えていると、店長さんにこんなものを手渡されました。
ライダースペシャル・・・ずいぶん恥ずかしい名前ですがもちろんお願いしました。
北海道、結構バイク乗りメニュー多いですね。





味噌ラーメンのライダースペシャル。
食べてみるとなかなかマイルドでおいしいです。
ラーメンの趣向ってかなり個人差が出ると思いますが、私はおいしいと感じましたね。





なんと、関東にチェーン店を構えてるそうです。
神奈川県の川崎も家から近いですが・・・・新宿の若葉町って。。

会社から歩いて行ける距離です。
あんなところにラーメン屋があるとは思いませんでした。
上川ラーメンが唯一東京で食べられる店らしいです。今度仕事の合間に食べに行こう。

お腹いっぱいになったところで、そろそろ最終目的地の美深に向かうことにします。





愛別町のホクレンで給油。
道北の青旗をゲットし、ついにホクレンフラッグ全てをコンプリートです。
さすがに4本揃えると壮観ですね。走るとかなりばたつきますがまあいいでしょう。

この後、旭川方面に出れば国道40号を北上し美深には行けるのですが・・・・
道道大好きな自分は迷わず山越えの道道ルートへ。
国道と違って交通量も少ないし、警察の取り締まりもほとんど無いし山奥大好きですからね。





山奥最高です。
愛別ダムでちょっと休憩。

ここものすごいいい景色です。
水面に空や雲がしっかりと映りこんでとっても綺麗。
それにしても綺麗な雲ですね・・・





こんなとこにも。

今まで散々クマ出没注意の看板を見てきましたが、
通常の警戒標識としての形のものは初めて見ました。
北海道、来るたびに新たな標識を見つけている気がします。





走っていると、いきなり道路上を横切る生き物が!!

危うくこのキタキツネに突っ込むところでした。
無事停止はしましたが、余裕で道路を横切りこちらの様子を伺ってます。



「ルールルルルル♪」



・・・・

・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・やっぱダメか。

北の国からの真似をしたところで寄ってくるわけないですね。





ところ変わってこちらは岩尾内ダム。
国道とは並行して走ってるものの、山奥なので交通量もほとんどなく・・・とても静かなところです。
とにかく今日の空は綺麗・・・・都心で見る青空とは何か違いますね。
どうなんでしょう?もうこちらは秋の空なのかな??





ばっ・・・・万里の長城!?


驚きました。日本にも万里の長城が延びてたんですね。

・・・明らかに新しめな建造物ですが。





すごいです・・・・もっとショボイと思ってたんですけど意外と長いようで。
どこかに2000m突破とか書いてありましたね。

そういえば思い出した・・・
かつての政府が立案した恐ろしいほど無駄な政策・・・・「ふるさと創生1億円事業」ってのがありました。
どこかの町ではその1億円で万里の長城を作ったなんていう話がありましたね。

恐ろしく無駄なことに金を使う奴らだとは思ってましたが、それがここ下川町だったとは。。





とはいいつつ、しっかりXR記念撮影を行う自分。
だって万里の長城ですよ。頭が○そうな人だったらチャイナツーリングと言って騙せそうだし。
これはネタ作りのためにもやっておかねばなりません。





今度はポリスか!

遠くにパトカーが見えたので警戒しましたが何かがおかしい・・・
近づくにつれ、パトカーが宙を浮いていることが発覚。

丁寧に中にマネキンが乗ってたりナンバープレートがついてたり、なかなか芸達者な作りです。
見事に騙されました。。。



その後、名寄市を抜ければ美深町・・・ってところで見覚えのあるバイクが。
自分が左折しようとした交差点で、対向車から右折していったセロー・・・・あいつ怪しいです。
後をつけるとビンゴ!朝お別れした名古屋ナンバーのセローさんです。


信号待ちで何気なく追いつき、相手のサイドミラーから見える斜め後ろへ。
最初向こうは気付いてなかったんですけど、2度目の振り向きでぎょっとしてました。

す・・・・ストーカーじゃないですからね。
行き先が同じなんだから仕方ないといえば仕方ない。

しかしこの広い北海道で同じタイミングに同じ交差点に現れるとは・・・ちょっとビックリです。





美深のキャンプ場へ向けて最後の10km走行中。
珍しい雲を発見したのでついつい撮影してしまいました。
まさに飛行機雲!って感じですよね。若干動物っぽく見えなくもないですけど。

でも名古屋のセローさんは気付かなかったようですね。
せっかくのツーリング、もっと景色を見ながらのんびり走らないとダメですよ。
よそ見のしすぎは危険ですけど。





今日のキャンプはここ。
森林公園びふかアイランドです。
ここは道の駅と温泉が併設してるのでとっても便利。
キャンプ料金も200円なので、無料キャンプ場が多い北海道ではどうかと思いますが私は納得です。





隣には名古屋のせローさんが。
この日はこのままセローさんに御呼ばれして、彼の友人たちの宴会に参加しました。
友人たち5人がこのキャンプ場に前もって集まっていたようです。
そして、中でもひとりはもう1ヶ月くらいここのキャンプ場に滞在しているようです。

ただ、私は集団行動問ういうものが苦手で・・・
また、自分の気に入った相手以外とはあまりコミュニケーションをとりたくないタイプです。
バイク乗りはみんな友達・・・的な感覚にも馴染めないので、早々と切り上げて温泉に浸かって寝ることにしました。
みんないい人たちだとは思いますけどね。

しかし、ハンターカブに乗る女性に「前線くん」という名前をつけられたのはショックだった。
確かにこの北海道、自分が行く先々雨だった気がするけど・・・・それは自分のせいじゃないですよ。
誰か他に雨男や雨女がいたんです・・・自分はそもそも晴れ男なんですよ。
間違いないですって。お願いだから誰か信じてください。





温泉を出ると満天の星空。
でも、この古いデジカメじゃここまでしか表現できません。
北海道で初めて見た満天の星空に感動し、お酒を飲んで心地よい眠りに着きます。



明日の夜、ついに北海道を後にすることになります。
幸い明日の天気も晴れなので、最後に林道走りまくってから帰ることにしましょう。
美深から延びている「美深歌登大規模林道」(通称道北スーパー林道)ですが、現在工事による通行止めだそうです。
しかし明日は土曜日・・・・キャンパーの噂によると走れるらしいんですよ。



・・・・行くしかない。



走行距離:330km



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